福井県の敦賀市立敦賀病院は5月28日、昨年6月に前歯2本が脱落して受診した若狭町の10代男性に対し、当直医が折損と誤って診断し、自歯を元に戻す再植治療ができなくなる医療事故があったと発表した。男性側に損害賠償金67万5千円を支払うことで和解が成立し、6月定例市会に関連議案を提案する。 新井良和院長らが同病院で会見し説明した。 新井院長らによると、男性は時間外に救急搬送され、当直の内科医の診察を受けた。脱落した前歯を保存に適した牛乳に沈めた状態で持参していたが、内科医は十分に確認せず、折損と診断したという。また、男性は下唇にも傷があり、出血状態から縫合するのが適切だったものの、内科医は経過観察とした。 男性は帰宅後も唇の出血が続き、翌日に敦賀市外の病院で下唇を縫合した。前歯の診察も受け、この際に歯を再植できた可能性を伝えられたという。 ⇒重い病気の子支える「ふくいこどもホスピス」がNPO法人
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(慶應SDM)修了。新聞・雑誌・書籍などでヘルスケア、および、社会保障全般(特に、医療・介護や障がい者など社会福祉領域等)の記事を執筆。著書『がん闘病とコメディカル』(講談社)『チーム医療を成功させる10か条-現場に学ぶチームメンバーの心得-』(中山書店)、スペイン語翻訳書『きみは太陽のようにきれいだよ』(童話屋) News&Analysis 刻々と動く、国内外の経済動向・業界情報・政治や時事など、注目のテーマを徹底取材し、独自に分析。内外のネットワークを駆使し、「今」を伝えるニュース&解説コーナー。 バックナンバー一覧 2018年8月、公立福生(ふっさ)病院(東京都)で女性患者が腎透析を続けるために必要な手術を拒否したことで、透析が中止になり死に至った。2021年、家族が病院を提訴した民事訴訟は裁判所から和解勧告が出され、10月5日、
ある裁判官が今朝の日経メディカル(online)に興味深い記事を書いていました。 「健診での肺癌見落としは裁判でどう判断されるか?」 (https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/clinic/saibankan/201907/561626.html?n_cid=nbpnmo_mled) 私はこの4月以降、読影を含めた健診(検診)に関わるようになりました。職員健診、職場健診、がん検診、人間ドックなどです。 以前も書きましたが(5月21日)、私は日本人間ドック学会健診情報管理指導士の資格を持っており、特定健診や人間ドックでの生活習慣指導にはある程度自信があります。しかし、胸部エックス線写真の読影を行うことは想定してきませんでした。それでも読影まで引き受けたのには次の理由があります。 病理に関わっていた頃、胸部エックス線やCTと病理解剖の肺所見とをマ
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