1970年代後半のコンピューティング技術は今やほとんど残っていないが、注目に値する例外が1つある。世界のコンピュータの圧倒的多数で使われている、コンピュータの命令セットだ。 現在、世界中のPCとサーバの90%以上で使われているx86系の命令セットアーキテクチャ(ISA)は、Intelの「8086」マイクロプロセッサの一部として、1978年に市場に登場した。 したがって、2007年4月中旬に北京で開催される「Intel Developer Forum(IDF)」に集まる各国のIntelの開発者たちが、時間の大半を費やして話し合う技術は、Jimmy Carter氏が第39代大統領に在任中で、John Travolta主演の映画「サタデー・ナイト・フィーバー」のサントラ盤が米国でベストセラーアルバムになった当時に開発されたわけだ。 命令セット--簡単に言えば、ソフトウェアが使用可能な演算のリスト
写真1 フル・バーチャライゼーション機能を使って,Xenoppix上でKNOPPIXを起動したところ。XenoppixとKNOPPIXの両方とも64ビット版である。 産業技術総合研究所は2006年10月16日,CD-ROMからパソコンを起動してそのまま利用できる1CD Linuxの新版「Xenoppix-x86_64(Xen3.0.2+KNOPPIX-x86_64-5.0.1) CD size」を公開した。 Xenoppixは,ドイツのKlaus Knopper氏が開発した1CD Linux「KNOPPIX」に,仮想化ソフト「Xen」を組み合わせたもの。新版は,今年7月18日に公開された「Xenoppix(Xen3.0.2+KNOPPIX5.0.1) CD size」を拡張したものだ。 主な強化点は,(1)米Intel社のCPU「Intel Core 2 Duo」や米AMD社のCPU「AM
■後藤弘茂のWeekly海外ニュース■ なぜゲーム機はPowerPCに、パソコンはx86に偏るのか 据え置き型ゲーム機(ゲームコンソール)向けCPUは、3大コンソールメーカーがPowerアーキテクチャの採用へと動いた。その一方で、広義のパーソナルコンピュータ(Macintoshを含めた場合)のCPUは、ついに最後のAppleがx86へと動いた。 その結果、ゲームコンソール=PowerPC、パーソナルコンピュータ=x86と、CPUアーキテクチャは見事にジャンルによって2分されることになった。 なぜ、ゲームコンソールはPowerPCへ、パーソナルコンピュータはx86へと偏ったのだろう。その背景には、ゲームコンソールとパーソナルコンピュータのエコノミーの違いがありそうだ。 Macintoshもパーソナルコンピュータであるため、どうしてもPC(ここではWindows PCを指す)世界の影響を受ける
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