とまと、Q&A 野生種と来歴 品種と病害 おでんにトマト、トマトの美味しさはゼリーに詰まっている 野生種と来歴 トマトの生まれ故郷・原産地は、南米アンデス山脈の西斜面沿いのペルー、エクアドル、ボリビアにかけての標高2500m 前後の高原の乾燥地帯と考えられています。そんな高原の乾いた空気と砂漠の塩分の多い土壌、キラメク太陽の下に、トマトの祖先である小さな野生種(L. chilense)が8〜9種類自生しているのです。 アンデス山脈の東斜面が雨の多い熱帯雨林で、アマゾンの大密林に続くのと対象的です。湿気は高いアンデス山脈で遮られ、山の向こうで殆ど雨となって降ってしまい、西側は乾いた風が吹きすさぶ高原です。アマゾンの熱帯雨林に位置するマナウス(ブラジル)の年間降雨量は2,100ミリ。アンデス山中のクスコ(ボリビアの首都)では812ミリ。山を越した西斜面のペルーの首都リマでは、年間の雨量は何と