東京で4年前にとある20代のアルファツイッタラーさん(以下、αさんと呼ぶ)と会ったのは、碧志摩メグが燃えた直後だったように思う。 基本、私はこの手の絵の「社会進出」については「○気にしない」(×気にならない)派だ。少女マンガを読みながら育ったが、「なんで私はこんなに目が小さいんだ?」とも思わず大きくなった。人の脳は意外とうまくできていて、その程度の飛躍なら軽々と補正して、日常生活に影響を及ぼさない。 αさんとtwitter上での「フェミ(とは限らない)vsオタク(とは限らない)」対立事象についてなごやかに意見をかわし、碧志摩メグの話題になった。 「出すなと思ったりはしないけど、絵の描き方はさ、正直かなり女性の体をエロく強調してるよね?」と私が言ったとき、αさんはきょとんとした顔で、「どのへんがそう思うの?」と聞いてきた。「いやあの、胸の影とかさ、衣服の貼りつき具合とかさ…」「ほら、乳首のあ