松野文部科学大臣は、閣議の後の記者会見で、教育目標や内容を定めた学習指導要領の改訂で、沖縄県の尖閣諸島と島根県の竹島を「わが国固有の領土」と明記する方向で検討していることを明らかにしました。 これについて、松野文部科学大臣は閣議の後の記者会見で、「子どもたちが自国の領土を正しく理解できるよう、現在、検討を行っている」と述べ、今回の改訂で沖縄県の尖閣諸島と島根県の竹島を「わが国固有の領土」と明記する方向で検討していることを明らかにしました。 そのうえで、松野大臣は「成案を得たうえで、しっかりとご説明し、広く国民の皆さんのご意見をいただきたい」と述べました。 沖縄県の尖閣諸島と島根県の竹島をめぐっては、文部科学省が、すでに教科書の作成などの指針となる中学校の「学習指導要領の解説書」で、「わが国固有の領土」と教えるよう求めており、現在、使われている小中学校の社会の教科書でも取り上げられています。