中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 数多くの組織研究者の中で、イッちゃっている研究者にカール=ワイクという人がいる(良い意味でイっちゃっている)。 彼は「組織」を静的なEntityとは見なさず、あくまで動的なプロセス=組織化(Organizing)と見た。 組織化とは、意識的な相互連結行動によって、多義性を削減するのに妥当と皆が思う文法である (p4) たとえば、バーナード、テイラー的な組織の定義というのは、「意識的で、計画的な、目的を共有する人びと相互間の協働」というのが常識的である。 この定義を読んだだけで、彼の発想がどれだけイッちゃっているかがわかるだろう。 このような認識のもと、彼は、組織を「普段に再構築を繰り返すこと」が宿命であると考えた。
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