群馬県による朝鮮人労働者追悼碑の撤去、東京都人権部による関東大震災時の朝鮮人虐殺に触れた映像作品の上映不許可…。こうした問題を「行政による人権侵害」と捉えて考える会が発足した。問題の現場を訪れて勉強会を重ね、行政と市民に「共に生きること」を問いかけていく。

群馬県による朝鮮人労働者追悼碑の撤去、東京都人権部による関東大震災時の朝鮮人虐殺に触れた映像作品の上映不許可…。こうした問題を「行政による人権侵害」と捉えて考える会が発足した。問題の現場を訪れて勉強会を重ね、行政と市民に「共に生きること」を問いかけていく。
東京都は、昨年9月1日に墨田区内であった「朝鮮帰れ」などの発言を都人権尊重条例に基づくヘイトスピーチにあたると認定し、公表した。認定を求めて申し出た男性によると、発言は、関東大震災の朝鮮人犠牲者を追…
関東大震災から100年。10万5千人が亡くなりましたが、その死因には「民族差別による殺害」もありました。このヘイトクライムの実態は、各所で腫れ物に触るように扱われた結果、1世紀が経つ中で、埋没してしまいました。記録と記憶が、薄まっていった先にあったのは、ヘイトクライムによる被害の連鎖でした。映画「福田村事件」が掘り起こした実態や、その現場の自治体で継承に奔走する人がぶちあたった壁、在日韓国・朝鮮人が多く住む京都のウトロ地区で起きた放火事件に向き合わされた人々の感じた無力感を通じて、次の100年に教訓を伝えるために必要なことは何なのか考えます。 (かんさい情報ネットten. 2023年9月1日放送) #読売テレビ #ten #読売テレビニュース #かんさい情報ネットten #関東大震災100年 #福田村事件 #森達也 #東京都復興記念館 #ウトロ #放火 #ウトロ平和祈念館 #ヘイトクライ
Published 2023/08/16 17:26 (JST) Updated 2023/08/16 17:29 (JST) 1923年の関東大震災の際に虐殺された朝鮮人らを悼む9月1日の式典に、東京都の小池百合子知事が今年も追悼文を送らない意向であることが16日、都への取材で分かった。都が同日までに実行委員会に伝えた。不送付は2017年から7年連続。実行委の宮川泰彦委員長は「悲惨な歴史から目を背ける姿勢の表れだ」と批判した。 都は不送付の理由について、式典とは別に都慰霊協会が主催する大法要で、小池氏が「大震災と、その極度の混乱の中で犠牲になられた全ての方々へ哀悼の意を表している」と説明した。 実行委は墨田区の都立横網町公園にある朝鮮人犠牲者追悼碑の前で式典を開催。歴代都知事が追悼文を寄せてきた。
9月で発生100年となる関東大震災(1923年)で多数の朝鮮人が虐殺された問題について、東京都の小池百合子知事は21日の定例都議会で「何が明白な事実かについては、歴史家がひもとくものだ」と述べ、虐殺の有無について明確な認識を示さなかった。従来の答弁を繰り返した形だ。 同日の代表質問で共産党議員に答弁した。質問では、都が1972年に発行した「東京百年史」で朝鮮人虐殺について「震災とは別の人災」などと記載されていると指摘し、知事の認識を尋ねた。知事は「様々な内容が史実として書かれていると承知している」と述べつつ、事実かどうかの判断は歴史家に委ねる姿勢を改めて示した。 また、虐殺犠牲者を悼む式典への追悼文を2017年以降、送っていないことについても質問され、「甚大な災害と、それに続く様々な事情で亡くなられた全ての方々に対し、哀悼の意を表している」とし、姿勢を変えない考えを述べた。(土舘聡一)
<朝鮮人大虐殺を「事実」と発言する動画を使用する事に懸念があります>。東京都の職員が2022年に送った一通のメール。そこには、関東大震災時に起きた朝鮮人虐殺を認めないような言葉が並んでいた。震災から23年で100年。防災面でその教訓を今に伝える大切さが強調される一方、揺るがぬ事実である虐殺が「なかった」ことにされようとしているのか――。【金志尚、後藤由耶】 関東大震災100年 防災強調の一方で… 「在日コリアンの人たちに関する歴史を、行政として発信したくないという明確な意思を感じました」。現代美術家の飯山由貴さんはそう言うと、深くため息をついた。 飯山さんは過去の記録物などに基づき、社会と個人の関係を掘り下げた映像作品を手掛けている。21年には、戦前に都内の精神科病院に入院していた2人の朝鮮人患者の境遇を描いた「In―Mates」を制作。病院の看護日誌に残されていた2人の様子を、専門家の考
東京都が主催する精神障害者の理解促進を図る企画展で、昭和初期の精神障害がある朝鮮人を扱った映像作品の上映を都が認めず、制作者らは「検閲にあたる」と対応を批判しています。一方、都は「企画の趣旨にそぐわないうえ、検閲にもあたらない」としています。 22日、都議会の議会棟で、昭和初期に精神科の病院に入院していた朝鮮人を扱った映像作品の上映会が開かれ、制作したアーティストの飯山由貴さんらのグループと都議会議員7人らが参加しました。 飯山さんは、東京 港区の「東京都人権プラザ」で開かれている精神障害者の理解促進を図る企画展で都に展示内容の委託を受け、イベントの1つとしてこの作品を上映しようとしましたが、認められませんでした。 作品には出演者が在日朝鮮人の歴史を研究する専門家を訪ね「関東大震災の混乱の中で日本人が朝鮮人を殺したのは事実」などと説明を受けるシーンがあり、この場面について都の担当者から懸念
<今回のデマ>関東大震災での朝鮮人暴動は事実。内務省も司法省も認めている。自警団の行為を虐殺と言うのは不正確。関東大震災で殺された朝鮮人は約300人。<事実>内務省は大正15年発行の『大正震災志』の中で当時流れた流言(デマ)として朝鮮人虐殺の記事を紹介しているし、司法省は大正12年に朝鮮人暴動や井戸に毒を流したなどの噂を「一定の計画の下に脈絡ある非行を為したる事跡を認め難し」として否定している。震災時の「自警団」の「多くは震災直後に自然発生的に形成された」ものであるうえに、「当時武器を持った民間人集団はすべて『自警団』と表現された」にすぎず、「自警団の行為だから虐殺と言うのは不正確」という弁解は全くの意味不明。当時の司法省の記録には、警察に保護されている朝鮮人を民衆が警察署を襲撃して殺害した事件なども記録されており、暴動に対する自衛どころか明らかな虐殺である。約300人とは起訴された事件で
東京都人権部が飯山由貴の映像作品を検閲。上映禁止は「極めて悪質」東京都人権プラザの主催事業として開催されているアーティスト・飯山由貴の企画展「あなたの本当の家を探しにいく」。この展示の附帯事業として上映とトークが予定されていた映像作品《In-Mates》(2021)に対し、東京都人権部が作品上映を禁止する判断を下した。この「検閲」に対し、10月28日、厚生労働省で飯山由貴、FUNI(ラッパー/詩⼈)、外村⼤(東京⼤学教員)、小田原のどか(アーティスト)が記者会見を行った。 文=橋爪勇介(ウェブ版「美術手帖」編集長) 会見を行った小田原のどか(会見司会・アーティスト)、FUNI(ラッパー/詩⼈)、飯山由貴(アーティスト)、外村⼤(東京⼤学教員) 東京都人権プラザの主催事業として開催されているアーティスト・飯山由貴の企画展「あなたの本当の家を探しにいく」(〜11月30日)。この展示の附帯事業と
飯⼭由貴《In-Mates》《In-Mates》は、26分46秒の映像作品。本作の概要として、小田原のどかによる解説を以下に引用する。 《In-Mates》は、1945年に空襲で焼失した精神病院・王⼦脳病院(東京)の⼊院患者の診療録に基づくドキュメンタリー調の映像作品だ。王⼦脳病院には、1930〜40年まで⼊院し、院内で病没した2⼈の朝鮮⼈患者の記録が残されていた。 本作では、同院の診療録に記録された2⼈の朝鮮⼈患者の実際のやりとりに基づき、ラッパー・詩⼈で在⽇コリアン2.5世であるFUNIが、⾔葉とパフォーマンスによって彼らの葛藤を現代にあらわそうと試みる姿が記録されている。 また作品内では、当時の時代背景へ学びを深めるため、FUNIと飯⼭が精神医学史と歴史学のレクチャーを受ける様⼦も収められている。歴史学については、外村⼤が講師を務めた。 飯⼭はこれまでも、精神医療と⾃らの家族、障害者
東京都・JR恵比寿駅に掲出されていたロシア語(正確にはキリル文字)の案内板が、いつの間にか「調整中」に……。ロシアによるウクライナ侵攻との関連について臆測が飛び交い、Twitterで注目が集まっています。編集部ではJR東日本に話を聞きました。 「調整中」になった案内(編集部撮影) 話題になっているのは、JR恵比寿駅構内にあった案内看板。以前は漢字だけでなく、英語、ハングル、ロシア語での記載がありましたが、現在、ロシア語が書かれていた案内のところにだけ「調整中」と書かれた張り紙が貼られています。 この張り紙が、あるTwitterユーザーの投稿をきっかけに拡散。すると、「ロシアのものだからって何でもかんでも弾圧していい理由にはならないよなあ」「これは無いですよね……」と現在起きているウクライナ侵攻との関連を推測する人や、「実はスペルが間違ってると指摘されただけであることを願いたい」「誰かが落書
関東大震災の朝鮮人虐殺を巡るヘイトスピーチについての分析を語るノンフィクション作家の加藤直樹さん=東京都千代田区の毎日新聞東京本社で2020年9月11日、後藤由耶撮影 1923年の関東大震災が引き金となった朝鮮人虐殺。背景にデマがあったことははっきりしている。だが近年のヘイトスピーチ(憎悪表現)は、明確な史実を真っ向から否定して繰り広げられる。ノンフィクション作家の加藤直樹さん(53)は「100年前と同じ差別意識が残っている」と指摘する。どういうことか。【南茂芽育、後藤由耶】 ――「トリック 『朝鮮人虐殺』をなかったことにしたい人たち」の著者として、虐殺を正当化する言説がインターネットを中心に飛び交っている現状をどう見ますか。 関東大震災の際、横浜市の税関倉庫が武装した日本人に襲われました。でも、かといって「横浜市民全体が暴徒だから殺していい」と言う人はいないでしょう? にもかかわらず、朝
箱詰めのマスクがあふれる新宿区の大久保通り沿いの店この記事の写真をすべて見る マスクの販売量が充実している新宿区の大久保通り沿いの店 韓国レストランや韓流ショップが軒を連ねる都内新宿区の大久保通り。先日、通りを歩いていて、思わず足を止める光景が目に入ってきた。 【画像】箱入り以外のマスクも充実… 店内の様子はこちら コスメやアクセサリーショップ、雑貨店の店頭に、なぜかマスクが山積みにされているのだ。 そのうちの一軒に入ると、満面の笑みで店員が対応してくれた。 「1箱50枚入りで税込み3800円ですよ。中国製ですが、3層構造のフィルターを織り込んだ不織布マスクです。個数制限は特にありません。1日当たり300~400箱は売れています。本来、マスクパックをメインにした韓国コスメの専門店ですが、今では売り上げのほとんどが(普通の)マスクですね」 新型コロナの影響で、全国のスーパー、ドラッグストアの
「都民ファースト」で話題になっている小池百合子都知事が、関東大震災後に起きた朝鮮人虐殺の追悼式典で、追悼文を送らないことにしたという。 都としては、都知事は都主催の慰霊行事で、全ての人々に哀悼の意を表しているので、個別の式典では、追悼文を送付しないと発表している。 だが、今年3月、都議会一般質問の中で自民党都議である古賀俊昭都議が、朝鮮人虐殺に関して、犠牲者数の根拠が不明瞭であると発言しており、この発言との関連も指摘されている。 私には好きな曲がある。それは3・11の時に知った『満月の夕』という曲だ。 元々は、阪神淡路大震災の時に、ソウル・フラワー・ユニオンの中川敬さんとヒートニューウェイブの山口洋さんが作った曲で、震災に遭った、神戸の街の様子を歌っている。 3・11の時に、私はこの歌を聴きながら、テレビから流れている津波の映像を観ていたことを記憶している。 『満月の夕』には数パターンの歌
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