「カラスの死骸が落ちていたこともありました。家主とは連絡がつかずどうしようもなく困っています」 こう話すのは東京 目黒区の高級住宅地の住民。このエリアにある“豪邸”が長期間、空き家状態となり周辺住民たちが頭を悩ませていました。全国で深刻化する空き家問題かと思いきやくわしく調べてみると、少し事情が違いました。そこには海外の法人、“見えないオーナー”の存在が……。 (社会部 記者 藤本智充/渡辺謙/齋藤恵二郎) 目黒区の高級住宅地にある空き家状態の家を訪ねてみるとー。 玄関付近にはライオンのオブジェが飾られ、建物はガラス張りの3階建て。さらに庭まであって、まさに“豪邸”です。 ところが外からよく見ると、敷地内は雑草が生い茂り、ごみも散らばっていて「荒れ放題」の状態でした。 近所の人たちに聞いてみると、以前は、会社経営者の男性が住んでいたということですが、数年前から空き家状態になったといいます。
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