重度の一酸化炭素中毒は、多くの場合死に至ります。死を免れてた場合に、回復してから数週間後に現れることがある症状は以下のものがあります。 記憶障害 運動障害 協調運動障害 抑うつ 遅発性の精神神経症状 後遺症が確認された後には、社会復帰に向けたリハビリテーションが行われ、症状の改善が図られます。間歇型一酸化炭素中毒の場合は、社会復帰は難しいとされる疾患です。一例ではありますが、重篤な意識障害にも関わらず、社会復帰できたという報告もあります。すべての患者さんが同じように回復するわけではありません。 一酸化炭素は少量でも危険です。一酸化炭素は無色・無臭なのでとても気付きにくく、毒性は強力なため、少量でも危険です。一酸化炭素中毒の軽度の症状は、風邪に似ていて気付くのが遅れることがあります。 重症になると、脳細胞が破壊されたり、意識不明になったりなどして、死に至ることもあります。暖房器具使用時の換気
