医学生の「解剖学実習」は、文部科学省では医学部生2人に対し1体、歯学部生4人に対し1体としていて、最近では看護師、理学療法士、歯科衛生士などのコ・メディカル(医師・歯科医師・薬剤師以外の医療従事者)を目指す学生を解剖実習に参加させる大学がふえているという。 (参照http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8C%AE%E4%BD%93) 現在の「解剖学実習」は、ほとんど「篤志献体」によるそうだが、1950、60年代は医学教育の危機ともいわれ、先にあげた基準の5分の1にも満たない「遺体不足」に悩まされたらしい。関係者の地道な「献体」啓蒙運動でその悩みも解消され、一部の大学では献体申し込みを一時中止するというありがたい現状だという。 (参照http://www.kentai.or.jp/) ところで、わが国医学教育における人体解剖実習は明治時代に始まる。こんにちの「篤志献