リチウム空気電池は、ガソリン並みのエネルギー密度を実現できる次世代電池として注目されています。イリノイ工科大学の研究チームが、室温で1000サイクル以上動作し、通常の空気中でも安定して機能するリチウム空気電池の固体電解質を発表しました。 A room temperature rechargeable Li2O-based lithium-air battery enabled by a solid electrolyte | Science https://www.science.org/doi/10.1126/science.abq1347 この研究で開発された固体電解質は、2011年に東京工業大学の菅野了次教授らのグループによって発見されたLi10GeP2S12(LGPS)ナノ粒子を、ポリエチレンオキシド(PEO)ポリマーに組み込んだ複合材料です。LGPSナノ粒子は高いリチウムイオン伝