今回は、「/bin」「/usr/bin」「/usr/local/bin」ディレクトリの使い分けについて。 これらのディレクトリには、コマンドやスクリプト、プログラムなどのバイナリファイルが置かれます。ところで、これらのディレクトリはどのように使い分けされているのでしょうか? まず、「/bin」ディレクトリには、シングルユーザモードでも利用できるコマンドを置きます。逆の言い方をすると、「/usr/bin」や「/usr/local/bin」に置かれているコマンドなどはシングルユーザモードで利用できないということになります。シングルユーザモードは、基本的にOSが壊れて正常に起動できないなど非常時に利用するものですので、「/bin」にはごく基本的かつ非常時に利用するコマンドが置かれることになります。 「/usr/bin」には、「シングルユーザモードで利用しない」かつ「RPMやdebなどのパッケージ
Linuxを管理していると「どのようなユーザが何人いるのか?」その一覧を知りたいという場合があるだろう。 また、現在ログインしているユーザを確認したいという場合もあるはずだ。 このページではLinuxでユーザの一覧と、現在ログインしているユーザの一覧を取得する方法をまとめてご紹介しよう! Linuxのユーザ一覧とpasswdファイル Linuxでは一般ユーザはもちろん、デーモン(常時起動プログラム)を稼動させるためのユーザなども存在している。デーモンを稼動させるためのユーザはログインする必要がない。というよりセキュリティーの関係上一般的なログイン処理をしてはいけない。ログイン出来るユーザが全てではないということを覚えておこう。 ユーザ名やその情報は「/etc/passwd」ファイルに記述されている。このファイルは手動で編集しないようにしよう。システムのユーザ情報に対する整合性が失われてしま
◆ ファイルのパーミッションと所有者の確認 ls -l コマンドの後にファイル名を指定すると、そのファイル情報の詳細情報が得られます。 ◆ アクセス権 Linuxで作成されるファイルやディレクトリにはアクセス権(パーミッション)が設定されます。これで ユーザごとにファイルへのアクセスの許可または禁止を設定できます。アクセス権には、以下の3種類が あります。ファイルへのアクセス権限、ディレクトリへのアクセス権限のそれぞれの意味を理解しよう。 【 ファイルへのアクセス権限 】
Raspberry Pi 4でKubernetesクラスターを構築したわけですが、こういったシステムがあると、イケてるダッシュボードを作って監視したくなる修正をもつのがエンジニアという生き物です。 Kubernetesの監視といえば、Prometheus + Grafanaが鉄板ですが、それだけでは面白くないので、独自のコンセプトの元、監視システムを構築してみました。 システム構成 ダッシュボード コンセプト ダッシュボードはスマホからも見れるようにインターネットに公開する 自宅のLANはインターネットに公開しない CPU温度をモニタリングする 運用コストはなるべく安価にすます ネットワーク面 自宅のネットワークを公開すると、セキュリティ面で考慮すべき事柄が多くなりため、極力避ける方針です。 普通に構築してしまうと、Prometheusはpull型のモニタリングシステムであることから、 G
完成品 まずは完成したクラスターをご紹介します。 関連記事 2020/02/25 追記 ラズパイk8s用の監視システム(Node Exporter + Prometheus + InfluxDB + Grafana) Raspberry Pi上のDockerで動くイメージのCIでのビルド方法 モチベーション つい先日会社のサポート制度である「テックサポート制度」の対象にRaspberry Piが追加されているのを発見しました。 これは使わない手はないなと思い最上位モデルの4GBを3台購入し、長年の悲願であったKubernetes Cluster on Raspberry Piを構築することができました。 ちなみに、テックサポート制度に関しては会社の 開発者ブログ に詳しく書かれています。 (宣伝ノルマ達成) これがやりたかっただけ コンセプト ラズパイk8sクラスターなんて先人達が幾度とな
www.debian.org 5ekxbftvqg26oir5wle3p27ax3wksbxcecnm6oemju7bjra2pn26s3qd.onion (ヘルプ) Debian(発音: [ˈdɛbiən] デビアン)またはDebian ProjectはLinuxディストリビューションのひとつであるDebian GNU/Linuxを中心とするプロジェクトである。 GNUプロジェクトの精神の尊重と、同プロジェクトによるプロダクトの積極的な採用などが特徴である。システム全体を単にLinuxと呼ぶ事が多いのに対し、Debianでは「GNU/Linux」という呼称を積極的に使っている。呼称が分かれる経緯についてはGNU/Linux名称論争を参照。 Linuxディストリビューションの他、カーネル(核)をLinuxカーネルからGNU HurdやFreeBSDのカーネルに置き換えた、Debian GN
Linuxは、マルチユーザーなOSです。複数のユーザーが同時に1台のコンピュータを利用することができ、その複数のユーザを管理する事もできます。 ここでは、ユーザーとグループについて説明します。 Last Update : 2006年11月19日 Linux ユーザとグループ 項目 「 システム管理者 」と「 一般ユーザ 」と「 システムアカウント」 システム管理者 一般ユーザー システムアカウント グループ 1. 「 システム管理者 」と「 一般ユーザ 」と「 システムアカウント」 ユーザーの管理単位をアカウントと呼びます。 ユーザアカウントの作成とか、アカウントの削除みたいな言い方で使います。 アカウントは、人間が利用するアカウントと特定のアプリケーション用に存在するものがあります。 人間が利用するアカウントは、システムを管理する人用と、システムを利用する人用とを明確に分ける必要がありま
概要 たくさん稼動しているサーバを管理するため、ログインユーザとユーザの権限の一覧を作成します。 その際利用するLinuxの設定ファイルについてのメモです。 ユーザとグループの基礎 ユーザ設定にかかわる設定ファイル セキュリティ設定ファイル 1.ユーザグループの基礎知識 ◆ユーザアカウントの分類 ユーザアカウントは、3種類に分けられる ◆割り当て範囲 各ユーザは1つのグループに所属する必要があります。 これをプライマリグループと呼びます。 そのグループにはユニークな「GID(グループID)」が割り当てられます。 3種類のユーザに対して割り当て範囲は決まっています。 ◆グループ割り当て例 プライマリグループとは別に、追加のグループ(セカンダリグループ)に属することも出来ます。 以下の図で、ユーザ「yococo」は、セカンダリグループとして「wheel」に属しています。 1つのグループに対して
What is Wine? Wine (originally an acronym for "Wine Is Not an Emulator") is a compatibility layer capable of running Windows applications on several POSIX-compliant operating systems, such as Linux, macOS, & BSD. Instead of simulating internal Windows logic like a virtual machine or emulator, Wine translates Windows API calls into POSIX calls on-the-fly, eliminating the performance and memory pena
Raspberry Pi OS(ラズベリー パイ オーエス)は、Raspberry Pi財団が公式にサポートしている、Raspberry Piの標準オペレーティングシステム(OS)である。 現在Raspberry Pi上で動かすことができるOSは多数あるが、Raspberry Pi OSはRaspberry Pi財団が公式にサポートしているOSであり、Raspberry Pi用の最も標準的なOSである。現在もメンテナンスが続けられている、現行のOSである。 2013年以来、Raspberry Pi財団によってRaspberry Pi用の主要なOSとして提供されてきた [4][5]。 Debianがベースになっている。当OSのバージョンの区別の方法については、Debianにはバージョン番号が存在するがRaspberry Pi OSにはバージョン番号が存在しないので、リリース日とカーネルバージ
→ 他のプログラミング言語と同様に = を使用する。 シェルスクリプトでも C言語などと同様に = を使用することで変数に値を設定することができる。ただし、C言語とは違い = の前後にスペースがあってはいけない。 また、変数名の大文字と小文字は区別されるため変数 VAR と変数 var は別物として扱われる。さらにシェル変数に「型」は存在しないので、文字列や数値を区別なく設定できる。 ポイントをまとめると以下のとおりとなる。 = を使う 値の設定時は変数名の先頭に $ を付けない ($ は参照時のみ) = の前後にスペースを入れない (前後にスペースがあるとエラー) 型は存在しない (declare コマンドや typeset コマンドで似たようなことができるが推奨はしない) 変数名の大文字・小文字は区別される (VAR と var は別物) 特に「2」は初心者が犯しがちなミスなので注意す
以前まではWSL2はWindows10以降でなければインストールはできませんでしたが、2022年の6月よりWindows Serverでも利用可能になりました。 これにより実機を持っていない方でもWindows VPSを使ってWSL2の利用が可能になりました。 Windows ServerでWSL2を使う方法。条件やインストール方法を紹介 以前までWSL2はWindows10(64bit版)以降である必要がありましたが、2022年の6月よりWindows Serverでも利用可能になりました。 もちろん無条件というわけではありませんので、この記事ではWindows ServerでWSL2を使う条件や、実際のインストール方法についてご紹介いたします。 Windows ServerでWSL2を使うための条件 冒頭でもご紹介の通り。WSL… WSL2はWSL1より軽快に動作するようになった WS
UnixPornとは? 「UnixPorn」というワードを見かけた事はありますか? もし、初耳だという方は「UnixPorn」をgoogleで画像検索してみましょう。 大雑っぱに言えば、「UnixPorn」とは、 PC-UNIXのカスタマイズされたデスクトップスクリーンショットのことや、 そのスクリーンショットが沢山投稿されているredditの板のことを指しています。 r/unixporn Submit screenshots of all your *NIX desktops, themes, and nifty configurations, or submit anything else that will make ricers happy. https://www.reddit.com/ そして、「UnixPorn」は、このちょっといかがわしげなPornという文字と、 ダークでハ
Windows 10のWindows Subsystem for Linux 2(WSL2)を使うと、Windows 10上で、超お手軽にLinuxで遊ぶことができる。 How to Install 必要条件 Windows 10 version 2004 以降 Windows 10 version 1903 and 1909 KB4566116を適用することで、1903, 1909でもWSL2が使えるようになった。(2020/8/20) 使用しているWindowsのバージョンはwinverコマンドで確認できる。 Windows 10 version 2004以降でKB5004296を適用済みの場合(おすすめ) コマンドプロンプトを管理者モードで開き、下記のコマンドだけでインストール完了。
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