「ソーシャルハラスメント」と呼ばれる嫌がらせなど会員制交流サイト(SNS)をめぐる相談が増えている。 「承認してね」。東京都内の20代の男性会社員は課長から突然、声を掛けられた。フェイスブックで友達申請があったのを保留にしていたが、念押しされ渋々承認したところ、「週末は飲み会だったんだね」。課長は男性の書き込みに「いいね」を連発した。 インターネットを利用したカウンセリングの専門家を養成する日本オンラインカウンセリング協会(東京)によると、ソーハラに関する相談が寄せられるようになったのは2年前ごろ。 悩んでいるのは部下だけではない。都内のコンピューター関連会社に勤める40代男性は、部下5人に友達申請をしたが、承認はゼロ。職場ではぎくしゃくした雰囲気になり、自信をなくし、うまく指示できなくなり相談に訪れた。山岸舞彩、“大人の対応”「セクハラの認識ない」