[鉢呂経産相辞任]もっと気を引き締めよ 2011年9月12日 09時38分Tweet(1時間24分前に更新) 東京電力福島第1原発事故をめぐる不適切発言で、鉢呂吉雄経済産業相が辞任した。就任からわずか9日目。もううんざりだ。軽率かつ不見識なその言動は、原発の所管大臣としての自覚に欠け、被災者に寄り添う気構えが感じられない。閣僚としての資質に疑問を持たざるを得ない。 問題となった発言は、野田佳彦首相に同行して事故現場を視察した翌日、閣議後の会見で出たものだ。福島第1原発の周辺地域について「残念ながら周辺市町村の市街地は人っ子一人いないまさに『死の街』だった」と表現した。 視察当日、都内で報道陣の一人に防災服をすりつけるしぐさを見せ、「放射能をうつす」という趣旨の発言をしていたことも明らかになった。 原発事故によって住み慣れた土地を離れざるをえなくなったり、放射性物質と隣り合わせの生活を強いら