戦争マラリア掲載は帝国書院だけ [画像を拡大] 「集団自決」と教科書採択をめぐる動き [画像を拡大] 社会 2011年8月23日 09時56分Tweet(3時間55分前に更新) 八重山の教科書選定をめぐり、選定、採択の可能性も出ている「新しい歴史教科書をつくる会」系の育鵬社、自由社の歴史教科書には、八重山で多くの被害を生んだ戦争マラリアに関する記述が入っていない。一方、現在、八重山地区で使われている帝国書院の教科書にはその事実が掲載されており、八重山戦争マラリア遺族会の篠原武夫会長は「強制避難で亡くなった犠牲者も多く、第二の沖縄戦ともいわれる。史実をしっかり伝えていかなければ」と教育の“後退”を危惧している。 現在、八重山地区の中学校で使われている帝国書院の歴史教科書では、「沖縄戦」を紹介するページの中で『…また、八重山列島などではマラリア発生地にも移動させられたため、多くの病死者が出まし