医療でエビデンスと言えば、論文が医学雑誌の投稿されて、査読というプロセスを経て、ちゃんとした内容であるとお墨付きをもらって出版されたものだと思われています。 でも、世の中はお金です。査読を行う査読者にも大金が流れていてもおかしくありません。研究を行う人にももちろんお金が渡りますが、その内容を精査する人にもお金が流れれば、誰にとって都合の良い論文ができるか、小学生でもわかります。 論文の著者に対して利益相反方針を定めている一方で、査読者にまでこの方針を適用している医学雑誌は少ないのではないでしょうか?一流の医学雑誌の査読者は、その学術的専門性が高く要求されるために、その業界とのつながりが強い人が多いと思われます。 今回の研究では、BMJ誌、JAMA誌、Lancet誌、New England Journal of Medicine誌(NEJM誌)の査読者を、各誌の2022年査読者リストを用いて