業務効率化、生産性向上、時短……。日本の企業は今、かつてないほど長時間労働の文化をモディフィケーションしろ、と政府や世間から圧力をかけられています。 私は残業をはじめとする時間外労働は、野球の「延長戦」のようなものだと考えています。したがって、毎日残業する人、しょっちゅう休日出勤をしている人は、9回裏で決着をつけずに、いつも延長戦に入ることを見越して試合をしているような選手だと見ています。このような発想でゲームをしていれば「試合に勝つ気はないんだろう」「いつもだらだら試合をしていて応援する気になれない」と言われても仕方がありません。 延長戦をゼロにできないのと同じように、時間外労働をゼロにできないことは理解できます。しかし、その労働時間を「織り込み済み」で仕事の計画を立てる人が多い職場では、そもそもの文化を変える必要があります。 企業の現場に入り、目標の絶対達成をスローガンにしてコンサルテ