SAPジャパンが先週、リスクマネジメントへのIT活用を啓発するプレスセミナーを開いた。この機に、リスクマネジメントにITが求められる理由について考察したい。 「このままでは日本企業は取り残される」 SAPジャパンが8月10日、パートナーである監査法人や経営コンサルティング会社とともに、企業のリスクマネジメントへのIT活用を啓発するプレスセミナーを開いた。 冒頭、あいさつに立ったSAPジャパン ビジネスユーザー&プラットフォーム事業本部 GRC事業開発マネジャーの中田淳氏は「リスクマネジメントの必要性に対する企業の認識は高まりつつあるが、ITを活用してそれを高度化する動きは、日本ではまだこれから」と指摘した。 同社ではすでにこの分野のソリューションを展開しているが、まずはリスクマネジメントへのIT活用を啓発することが重要と判断し、パートナーの説明を中心としたプレスセミナーを開くことにしたとい
