8月上旬に封切られたSF怪獣映画『パシフィック・リム』が、洋画のオリジナル新作としては異例のロングラン上映を続けている。さらにここにきて、いったんは上映を終了したのにも関わらず復活上映を始める劇場や、熱心なファン向けに、絶叫やコスプレもOKな特別上映会を実施する劇場が相次いでいる。 12月に発売予定のブルーレイ&DVDも好調だ。Amazon.co.jpでは、外国アクション映画カテゴリでベストセラー1位。5000個限定のプレミアムボックスは予約開始から数時間で売り切れた。 しかしこの作品、本国・アメリカでは批評家たちからの前評判もそれほど芳しくなく、興行収入も振るわなかった。日本でも、公開初週こそ20万人近い観客動員をしたものの、4週目にはランキング圏外に姿を消してしまっている。そのことを思えば、現在まで上映が続き、延べ100万人近い観客を動員していることは奇跡としか言いようがない。 この人