【村瀬信也】将棋のプロ棋士5人と五つのコンピュータープログラムが団体戦形式で対決する「第2回電王戦」の第1局が23日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で始まった。これまで公の場で現役棋士がコンピューターに敗れたことはなく、プロのメンツを懸けた戦いとなる。 【写真】コンピュータープログラムと対戦する阿部光瑠四段(右)=23日午前10時3分、東京都渋谷区、長島一浩撮影 開幕戦で顔を合わせたのは、16歳でプロ入りした阿部光瑠(こうる)四段(18)とプログラム「習甦(しゅうそ)」。午前10時、特別対局室の上座に座った阿部四段が初手を指し、対局が始まった。動画サイト「ニコニコ生放送」で中継され、夜までには決着する見込み。 阿部四段は、朝日杯将棋オープン戦で名人らを次々と撃破した実績を持つ期待の若手の一人。一方、あっけなく敗れることもある。