兵庫県知事への告発について 私は、40代半ばから9年9カ月、大学職員として過ごしました。当時、直属の上司(人事権を掌握していた)にパワハラ体質の人がいて、気分で発言が変わるので、会議やちょっとした打ち合わせでもビクビクしながら業務をしていました。生来、人の顔色をうかがうのは苦手で頓着しない性質なのですが、当時はとても辛かった。萎縮して、自分への嫌悪もあり、へとへとになっていました。 そんな苦い経験もあり、兵庫県での知事による専横、人権侵害的な業務遂行への抗議に早い段階から興味がありました。告発者である元西播磨県民局長が亡くなったときには、大変なショックを受けました。 告発文の内容が判明し、事実が含まれていることが知られるにつれ、静かに抗議が広がりました。県議会による百条委員会が開催されて、知事不信任が可決してひと段落、と捉えていましたが、恐ろしいことに元知事を応援する勢力が現れたのです。