【吉田啓】明治から昭和初期にかけて、日本各地で数多く建てられた赤煉瓦(れんが)建築物の保存に取り組む市民団体の全国大会が16日、北九州市門司区の門司赤煉瓦プレイス交流館で開かれる。「赤煉瓦ネットワーク関門大会」と銘打ち、17日には海峡を挟んだ山口県下関市で旧英国領事館などの見学ツアーも予定する。 赤煉瓦ネットワークは、横浜市や京都府舞鶴市、愛知県半田市など各地で赤煉瓦建築物の保存と活用に取り組む団体のつながりだ。1991年に設立され、各地で毎年、全国大会を開いている。 門司では2007年、旧サッポロビール九州工場の醸造棟などが国の有形文化財に登録されたことを記念して開かれて以来。今回は、北九州市制50周年と旧サッポロビール九州工場の建築100年を祝って開くことになった。