やっぱり付録が地味だったからだろうか?
漫画誌の休刊が相次いでいる。今年上半期だけで12誌が休刊し、中には人気少女漫画「ガラスの仮面」の掲載誌「別冊花とゆめ」(白泉社)といった人気誌もある。発行部数の落ち込みが休刊ラッシュの原因だが、その背景にはスマートフォンの普及により漫画を読む環境が激変したことがあり、出版関係者は危機感を募らせている。 「別冊花とゆめ」は昭和52年創刊の月刊誌。天才演劇少女の成長を描く「ガラスの仮面」などの人気作を掲載していたが、5月発行の7月号で休刊した。集英社も、女性向け月刊誌「YOU」を10月発売の11月号で休刊する。学園コメディー「ごくせん」などの人気作を掲載してきたが、近年の発行部数は平均7万6千部ほどに落ち込んでいた。 このほか、青年漫画誌「月刊バーズ」(幻冬舎コミックス)など11誌がすでに休刊。昨年1年間の7誌から急増し、平成7年以降最多となった26年の36誌(上半期14誌)に迫るペースに。あ
あの『日本会議の研究』が出版差し止めに! 過去の判例無視、「表現の自由」を侵す裁判所の不当決定の裏に何が? 日本を戦前に戻すかのような歴史修正主義と憲法改正の草の根運動を展開、安倍政権にも大きな影響を与えている極右組織・日本会議。その存在を広く世に知らしめるきっかけとなったのは、菅野完氏の著書『日本会議の研究』(扶桑社)だった。同書は昨年春の発売直後から各方面で高い評価を受け、こうしたジャンルでは異例ともいえる約15万部のベストセラーとなった。 ところが、この高い評価を受けている日本会議批判本が、なんと“出版禁止”になってしまった。同書をめぐっては、宗教法人「生長の家」の元幹部である安東巖氏が同書の記述が名誉毀損に当たるとして出版差し止めの仮処分を申し立てていたのだが、6日、東京地裁が安東氏の申し立てを認めるかたちで、出版差し止めの仮処分命令を出したのだ。 たしかに同書は、日本会議のルーツ
5月25日に発売されたばかりの高須クリニック院長・高須克弥氏と漫画家の西原理恵子さんの共著が、出版元の小学館によって絶版を要請された件でその理由が話題になっています。5月25日に発売されたばかりの高須クリニック院長・高須克弥氏と漫画家の西原理恵子さんの共著が、出版元の小学館によって絶版を要請された件でその理由が話題になっています。(画像はAmazonより) 絶版となったのは「ダーリンは70歳・高須帝国の逆襲」で内容はこのように紹介されていました。 「熟年恋愛を赤裸々に描いた大人気作品『ダーリンは70歳』のスピンオフ本です!破天荒なマンガの内容は事実なのか?西原さんの脚色ではないのか?高須克弥院長のロングインタビュー本が、巨大な資金をバックに襲来します!なんと西原さんの描き下ろしマンガ『りえちゃんとぼく』も収録!!これも名作『いけちゃんとぼく』のスピンオフ作品です。 」 ところが、5月3
『亞書』に係る経緯について 平成27年3月以降、発売元である株式会社りすの書房から『亞書』第1巻から第78巻まで、計78冊(1冊の定価6万円+税)が国立国会図書館に郵送されました。オンライン書店においても、一時、販売されていたこと、体裁も簡易なものではなかった等のことから、広く一般に頒布されている出版物と解し、受け入れ、納入出版物代償金を支払いました(42冊分の約136万円)。 平成27年10月以降、『亞書』について、ギリシャ文字等をランダムに配した解読不能な本であるとして、出版の目的等についてインターネット上で話題になったこと等を受けて、発売元に事情を聞き、頒布実態等を調査してきました。 『亞書』についての対応方針について 国立国会図書館は、発売元から聴取を行い検討した結果、郵送された『亞書』各巻1冊は、頒布部数が少なく、また、国立国会図書館法に列挙された出版物に該当せず、国立国会図書館
イラストなど内容が差別的だと批判されている作品集「『そうだ難民しよう!』はすみとしこの世界」をめぐり、著者のサイン会などが開かれる予定だった書店「書泉グランデ」(東京都千代田区)は27日、イベントが中止となることを明らかにした。 同書店によると、サイン会は来月11日、著者の「トーク&サイン会」として、店内のイベントスペース(40人)で開催予定だった。26日に書店のホームページで告知すると、ツイッターなどで「書店が差別に加担するのか」などと議論となり、27日に数十件の抗議電話があったという。出版元の青林堂と協議し、中止が決まったという。 批判されている表題作は、少女のイラストに「何の苦労もなく 生きたいように生きていきたい 他人の金で。 そうだ難民しよう!」と書かれ、「『偽装難民』を揶揄(やゆ)した作品」と解説している。作品集にはほかに「私は難民様」「そうだ在日しよう」などと題したイラストを
STAP細胞論文の研究不正問題をめぐり、論文を書いた小保方晴子・元理化学研究所研究員(32)が手記を出版することが26日、わかった。小保方氏がまとまった主張を公表するのは、2014年4月の会見以降初めて。 タイトルは「あの日」で、全253ページ。講談社から出版され、早ければ28日に書店に並ぶ。14年1月に論文を発表後、不正の疑惑が浮上して論文の撤回に至る詳細などを当事者の視点でつづっている。 小保方氏は手記の冒頭で「世間を大きくお騒がせしたことを心よりおわび申し上げます」とした上で、幼少期から米ハーバード大留学などを経て、理研の研究員となって論文を発表するまでの経緯を説明している。 論文について疑惑が深まる中、… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会
はすみとしこ氏が青林堂から『そうだ難民しよう〜はすみとしこの世界』を出版する件について、反対派が取り上げるから注目をされて、本の販促につながるなどと「寝た子を起こすな」論とでもいうような意見を目にすることがあるが、それはやはり違うのではないかと思う。だからと言って批判を手控えることは、被差別者本人が「やめてほしい」と声をあげることをも抑制してしまうことにならないかと危惧する。 はすみとしこ氏のイラストが世間に広まったのは、「そうだ難民しよう」がきっかけだった。しかし、twitter等で情報を見る限り、発刊予定の書籍では表題の難民だけではなく在日韓国・朝鮮人の人々などへの敵意を表すようなイラストが収録されることが予想される。前回よりも多くの人々、より身近にいる人々が表現による攻撃に晒されるのだ。批判の声を上げないわけにはいかない。 追記 id:interferobserver氏の次のブコメが
いつの頃からか、ヘイトスピーチが私たちの日常の風景になりました。 書店には「嫌中」や「嫌韓」を堂々と掲げた本が無数に並び、車内広告にはまるで戦争前夜のような煽り文句が躍ります。 「差別は許されない」といくら表の顔で語ろうと、公のメディアの上であからさまに他国や他民族を蔑視した言説が許容されている現実のもとでは虚しく響きます。 出版という言論の手段を生業とする私たちは、こうした現状に、ただ眉をひそめているだけでいいのでしょうか? 中国や韓国など他国および民族集団、あるいは在日外国人など少数者へのバッシングを目的とした出版物(便宜上「ヘイト出版」と総称します)、そして、それと関連して日本の過去の戦争を正当化し、近隣諸国との対立を煽るような出版物は、すでに「産業」として成立しています。『嫌韓流』が話題を呼んでから10年、いまや名の知れた大手出版社がこぞって同種の本を出し、何万部という部数を競う現
ワンピースがもうすぐ連載100周年を迎える「読者の皆さんに支えられてここまで続けることができました」とは尾田栄一郎(御年122歳)のコメントであるそれに対して週刊少年ジャンプ編集長はこうコメントしている「いつまでも元気なままワンピースを描き続けてくださいね」なんとも微笑ましい話であるだが待って欲しい本当にそれで良いのだろうか俺に言わせればそんなものは狂気でしかないなーにが100周年だ馬鹿野郎さっさと完結させやがれこのイカレポンチが連載開始した頃に少年だったやつらは既にジジイだぞ?かくいう俺もとっくにジジイになっちまってんだぞ?結末を見られずに死んだやつらも大勢いるんだぞ?てめえはそれでも続けるっつうのかよてめえ日本で一番売れてるかなんだかしらねえけどな売れた代わりに話を簡潔にまとめる能力が無くなっちまってんじゃねえかこないだ久々に単行本ガッツリ読んだんだけどよグランドラインに入るまでのテン
『第三文明』というのは、池田大作を個人崇拝しているカルト宗教・創価学会の機関誌の一つです。(「幸福の科学」でいう『ザ・リバティ』のようなもの。) 三月号にNATROM氏が出ていて、ご自身のtwitterで宣伝していて、おや、と思いました。 調べてみると、片瀬久美子氏も『第三文明』のインタビューに答えていることを知りました。 両者とも、疑似科学・偽医学批判でネット上では有名な方であり、STAP細胞問題等では私もとても参考にしていました。 宗教に関しても、てっきりアンチカルトの側の方かと思っていたら、日本で一番有名なカルト宗教・創価学会の機関誌にしれっと登場されているということを知り、少し不思議な感じがしましたので、ここに記録を残しておきます。 片瀬久美子氏の場合:2014年1月号 こちらはwebで公開されています。 EMなどのニセ科学とどう向き合うか | WEB第三文明 内容的にはEM菌批判
755におけるトークが人気となり、一般ユーザーとのやりとりが「たった一人の熱狂」(双葉社)という本にもなった幻冬舎の見城徹社長に聞いた。 ――見城さんは確かパソコンを使えないはずですよね。どういう経緯で始めたのですか。 「パソコンは持っているけれど使えない。キーボードが打てなくてね。だから電子メールもやらない。それが遅ればせながら2年前にスマホを買い、LINEの森川亮社長に来てもらって使い方を教えてもらったんです。苦労してLINEができるようになり、そこからです」 「その後、親しくしているサイバーエージェントの藤田晋社長と堀江貴文さんに熱心に『755をやりませんか』と誘われ、昨年8月から始めたのです。その後、僕が秋元康さんを誘い、すぐにAKB48が入ってくるのです」 ――やってみて、はまった? 「僕のトークを見た人が『やじうまコメント』として書き込んでくるのですが、それを読むと、僕の気質な
「百田尚樹『殉愛』の真実」が発売となり、ネットには次々と読破した方の感想が投稿されるとともにその内容に絶句したとの声が相次いでいます。2015.2.22 9:43 ネット事件簿 Twitter, やしきさくら, やしきたかじん, 及川眠子, 宝島社, 炎上, 百田尚樹, 百田尚樹「殉愛」問題 コメントを書く 「『殉愛』の真実」に「おぞましい話」を逆に暴露された百田尚樹がTwitterで怒り「狂った正義感か」「当事者でもないのに」 「百田尚樹『殉愛』の真実」が発売となり、ネットには次々と読破した方の感想が投稿されるとともにその内容に絶句したとの声が相次いでいます。 2月23日が発売日であるにも関わらず「百田尚樹『殉愛』の真実」のアマゾンレビューには22日朝までに31件のレビューが書き込まれその全てが「5ツ星」の支持を獲得。多いものでは1,000人以上が「参考になった」と答えており、販売
まだ作家でもなんでもない人の原稿なんですけど」 神崎編集長、原稿を受け取るが。 「これをどうする?」 「本にしたいです」 (すかさず)「初版何部だ」 「……3000部」 「200万円の赤字だな」 火曜9時ドラマ『ゴーストライター』(フジテレビ系列)のワンシーンだ。 「わかってます。でも一度だけ自分の作りたい本を作るチャンスをください。お願いします」 頭を下げる。 「まだわからないのか。 本なんて売れないんだよ」 神崎編集長、机の上の本を取り、投げる。 「これも」 もう一冊つかみ投げる。 「これも」 投げる。 「これも、これも、これも」 数冊を鷲掴みにして投げる。ばっさああっ。 「これも。 ぜんぶ赤字だ」 このへんでドラマを見ていた出版関係者、シビアな現実描写に涙目である。 だが、まだまだ。 神崎編集長、おいうちをかける。 「すべての赤字を(遠野リサの本を持って)この一冊の本で回収している」
学生時代、教科書にアンダーラインを引いたり、大切なことをメモしたりした。あるいは付箋をはったり、ページの隅を折ったりなど、新品の教科書はだんだんと自分仕様に変わって行くわけだ。 これは教科書に限った話ではない。ガイドブックにもメモを残す人もいる。今回は約50年前のガイドブックに書かれたメモを頼りに、そのお店を訪ねたいと思う。
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