ニューヨーク近代美術館(MoMA)の増改築や東京国立博物館・法隆寺宝物館など、洗練された美術館建築で知られた建築家で文化功労者の谷口吉生(たにぐち・よしお)さんが16日、肺炎で死去した。87歳だった…
27日夜、東京都文京区小石川にある自民党の猪口邦子参院議員(72)の自宅マンションで発生した火災を巡り、警視庁は28日、現場から2人の遺体が発見されたと明らかにした。部屋は4人暮らしで、猪口議員と娘1人とは連絡が取れたが、夫で東大名誉教授の孝氏(80)と別の娘1人が安否不明となっており、富坂署で遺体の身元確認を進める。 同署などによると、現場は6階建てマンションの最上階で、ワンフロアに一部屋のみの構造。遺体も6階部分から見つかったという。火災は28日午前0時40分ごろ、ほぼ消し止められた。消防車など30台以上が出動して活動に当たった。 猪口氏は上智大教授などを経て2005年9月の衆院選で初当選。少子化・男女共同参画担当相を担った。10年7月からは参院議員となり、現在3期目。参院の外交・安全保障調査会長を務めている。孝氏は国際関係論や政治学を専門とし、新潟県立大の学長も務めた。 現場は東京ド
角界のご意見番だった元横綱北の富士氏が逝った。NHK相撲解説者の竹沢勝昭氏が亡くなっていたことが20日、分かった。82歳だった。関係者によると秋場所後に体調を崩して、入院していた。12月に都内の八角部屋でお別れ会が開かれる予定。名門出羽ノ海一門を破門されたが、70年初場所後に52代横綱に昇進して通算10度優勝。引退後は千代の富士、北勝海(現八角理事長)の両横綱らを育てた。協会幹部として期待されたが早期退職で解説者に転身し、歯に衣(きぬ)着せぬ論評で人気があった。現役時代も派手な行動で再三話題となり、逸話に事欠かない存在がまた一人幕を下ろした。 ◇ ◇ ◇ 北の富士氏は、秋場所後に体調を崩して入院していた。この日、82歳でなくなっていたことが分かった。98年春から長年にわたってNHK解説者として活躍した。アナウンサーの問い掛けにたまに上の空で、年を感じさせたこともあったが、力士、土俵
産経新聞「正論」メンバーで評論家の西尾幹二(にしお・かんじ)氏が1日、老衰のため死去した。89歳。葬儀・告別式は家族葬で執り行う。後日、お別れの会を開く予定。 東京都生まれ。東京大文学部を卒業後、同大大学院修士課程修了。静岡大講師などを経て、昭和50年に電気通信大教授に就任した。ニーチェやショーペンハウアーといった19世紀ドイツ思想史研究の第一人者としても知られた。作家の三島由紀夫らとも親交を深め、文芸評論家として文壇にも活動の幅を広げた。 先の大戦で日本とドイツの戦争責任を同一視する論調を批判し、戦後補償などについて保守の立場から論陣を張った。戦勝国が一方的に敗戦国を裁いたとの認識の下に東京裁判の不当性を訴え続けた。平成6年に第10回正論大賞を受賞した。 近現代史を中心に日本をことさら悪く描く「自虐史観」の是正にも力を注いだ。平成9年には、教科書の正常化を目指して「新しい歴史教科書をつく
ラテンアメリカの「解放の神学」の父として知られるカトリック神学者グスタボ・グティエレス氏が10月22日、ペルーの首都リマの介護施設で肺炎のため亡くなった。96歳だった。「レリジョン・ニュース・サービス」などが報じた。 グティエレス氏は1928年にペルーで生まれ、ベルギー、フランスで神学を学んだ後、1959年に司祭に叙階。ペルーに戻ってからは貧困地域の教会に赴任し、虐げられた人々と共に生活する中で、彼らの解放のための神学を模索していく。代表作『解放の神学』(1971年、原著スペイン語)は聖書的な視座から現代の経済格差や抑圧の問題を考察し、教会が地上における「神の国」の実現のために果たすべき社会的責任を強調。その後さまざまな言語に訳され世界的に読まれてきた。 経済格差の問題に正面から立ち向かったグティエレス氏の神学は、左派系の神学者たちに大きな影響を与える一方、カトリック教会内外の保守派からは
Published 2024/09/21 09:39 (JST) Updated 2024/09/21 10:30 (JST) 保守派の論客として知られた文芸評論家で慶応大名誉教授の福田和也(ふくだ・かずや)さんが20日午後9時47分、急性呼吸不全のため千葉県浦安市の病院で死去した。63歳。東京都出身。葬儀は関係者のみで行う。喪主は妻圭子(けいこ)さん。 文芸評論家の江藤淳さんに才能を見いだされ、若くして論壇と文壇の双方で活躍。「日本の家郷」で三島由紀夫賞、「甘美な人生」で平林たい子文学賞(評論部門)を受賞した。人物評伝から食を巡るエッセーまで幅広いテーマで執筆活動を展開。慶応大で教壇に立ち、テレビやラジオのコメンテーターも務めた。 「地ひらく」で山本七平賞、「悪女の美食術」で講談社エッセイ賞を受賞した。
Published 2024/08/27 00:00 (JST) Updated 2024/08/27 00:17 (JST) 政治家や軍人の日記などを発掘し、昭和戦前期の政治史研究をリードした歴史学者で東京大名誉教授の伊藤隆(いとう・たかし)さんが19日午後、複数の疾病による合併症のため死去した。91歳。東京都出身。葬儀は近親者で行った。 東京大助教授などを経て教授に。戦後の歴史学会で影響力を持ったマルクス主義から距離を置き、近衛文麿が先頭に立った「新体制運動」の実像など、戦前期の政治を中心に、史料に基づく実証的な研究で知られた。 伊藤博文ら政治家や軍人の日記、書簡などの1次史料を精力的に収集、整理。元官房長官・後藤田正晴さんら要人への長時間の聞き取り(オーラルヒストリー)を現代史研究に取り入れた。
元横綱・貴乃花氏 終生のライバル・曙太郎さんの急死を悼む「百折不撓の人生観だったと思います」 7枚 元横綱の曙太郎さんが、4月上旬に心不全のため死去していたことが11日、分かった。曙さんとライバル関係にあり、ともに一時代を築いた元横綱の貴乃花光司氏が同日、所属事務所を通じてコメントを発表し、曙さんの急逝を悼んだ。 貴乃花氏は「哀悼の意を表します。数々の闘いの思い出がありますが、相撲教習所に半年間通った頃の稽古の思い出が出てきます。土俵は3つあり 130名ほどで A土俵 B、Cと分かれます 私たちは、A土俵において猛々しく取組に励みました」と思い出を明かした。 さらに「ハワイ諸島から来日し今日に至るまで日本の文化を感じて幾多の苦労があったかと思います。ハワイ巡業の際には地元ご家族も来ており、穏和な挨拶を交わしたことは新しい記憶のように思い出しています」と回想。「百折不撓の人生観だったと思いま
元横綱・貴乃花の貴乃花光司さんは同じ時期に角界入りした曙太郎さんが亡くなったことについて所属事務所を通じてコメントを出し「数々の闘いの思い出がありますが、相撲教習所に半年間通った頃の稽古の思い出が出てきます。ハワイから来日し、日本の文化を感じて幾多の苦労があったかと思います」と振り返りました。 そして「ハワイ巡業の際には地元ご家族も来ており、穏和な挨拶を交わしたことは新しい記憶のように思い出しています。百折不撓の人生観だったと思いますが、これからは身を楽にして安らかに」としています。 曙太郎さんが亡くなったことについて、同じ時期に角界入りした元横綱 若乃花の花田虎上さんは「曙の訃報に際し」というタイトルでみずからのブログを更新し「ライバルであり友であり、苦楽をともにした仲間が旅立ちました。現在、曙の訃報に際し、コメントを求められていますが、あまりのショックにお話できるような状態ではありませ
03年11月の朝、私は都内のあるジムの前に立っていた。当時は格闘技担当。K-1転向を表明した曙さんの極秘練習を取材するためだった。 数日前からジムの入り口で曙さんに名刺を差し出し、話しかけていたが、彼は目を合わせようとせず、返事もなかった。ところが急に冷え込んだこの日は、私の姿を見つけると彼の方から声をかけてきた。 「こんな所に立っていたら風邪ひくぜ」。 思いがけない優しい笑顔に私は意表を突かれた。その後、彼の計らいでジムに入れてもらった。その温かさに感激する一方、私は何となく彼が格闘技には向いていない気がした。 年寄株を取得できないことが転向の要因だったが、彼はもともと格闘技に強い興味を持っていた。 「張り手も自分には効かない。パンチを受けても大丈夫」。 自信もあった。ただ格闘家としては素人。プロボクシングの元世界ヘビー級王者とのスパーリングではパンチが1発も当たらず、血だるまにされた。
舟越桂さんの「ラムセスにまつわる記憶」=神戸市中央区の兵庫県立美術館で2015年6月27日、梅田麻衣子撮影 詩情の漂う人物像で知られる、現代日本を代表する木彫作家、舟越桂(ふなこし・かつら)さんが29日、肺がんのため死去した。72歳。 クスノキを使った半身像に彩色を施し、さらに大理石の目をはめ込むという独自のスタイルを確立。歴史ある木彫の世界で、新しい地平を切り開いた。 盛岡市生まれ。高校時代はラグビーに熱中したが、彫刻家の道に進むことを決意。東京造形大卒業後、東京芸大大学院に進学し、1977年に修了した。 大学院在学中に北海道のトラピスト修道院から依頼を受け、初めてクスノキを素材に聖母子像を制作。以降、本格的に木彫の道を歩むようになる。
ジャンプ誌上でたくさんの作品を発表された鳥山明先生が逝去されました。 突然の訃報に、集英社・編集部一同大きな悲しみに包まれております。 『Dr.スランプ』『DRAGON BALL』『SAND LAND』...先生が描かれた漫画は、国境を越え世界中で読まれ、愛されてきました。 また、先生が生み出された魅力あふれるキャラクターたちと、その圧倒的なデザインセンスは、数多くの漫画家・クリエイターに大きな影響を与えてきました。 先生の偉大なご功績を讃え、感謝の意を表するとともに、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。 週刊少年ジャンプ編集部 Vジャンプ編集部 ジャンプSQ.編集部 最強ジャンプ編集部 少年ジャンプ+編集部 株式会社バード・スタジオ/株式会社カプセルコーポレーション・トーキョーと、先生と親交の深かった方々からコメントを頂戴しました。 ◆ ファン、関係者の皆さまへ 突然のご報告になりますが、
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く