京都大学の時計台記念館前の広場で非常勤職員2人がテントをはり、雇用期間を最長5年間と定めた規定の撤廃を訴えている問題で、大学側は23日朝、同日午前10時までにテントや立て看板類を撤去するよう命じる「最終通告」を2人に渡した。従わない場合は「断固たる措置」をとると警告している。 2人は「京都大学時間雇用職員組合」として大学に団体交渉を申し入れ、先月下旬から住み込み状態で「雇い止め」に反対している。 京大側は「施設管理上、再三撤去命令をだしたが原状復帰されなかったので、最終通告をした」と説明。テントには支援者ら約30人が集まり、一時緊迫した。