future planning

一年のこの時期になると、業界は過去12ヵ月を振り返り(参考記事・英語)、先行きを予測しようとする傾向にある。たとえば、Eric Roch氏は2009年のトップ10を予測しているが、その中には以下が含まれる(リンク):。 2. 大規模なSOAソフトウェアプロジェクトは中断になり、その代わりに明確なROIを伴うインクリメンタルなプロジェクトが支持されます。 4. SOAソフトウェアの大手ベンダーは提供物の差別化を図るのが難しいので、ソフトウェアの費用が下がります。 5.経費を抑える一方法として、ITはオープンソースのSOAに目を向け、そして導入が加速するにつれて、商業的にサポートされるプログラムの使用を止めることが多くなり、オープンソースの利益になるよう圧力をかけるでしょう。 7. SOAやWOA、RESTといったわかりにくいアーキテクチャ用語は、そうした技術をサポートするツールの区別が不明瞭
もう何年も前から、業界はSOAという新たに浮上した抽象レイヤをもてあましてきた……。それはかなりの時間をかけて生まれ出ようとしている。 SOAはどこかW.B.イェイツの詩「再臨」を思い出させる。「荒々しい野獣が、ついにそのときが来て」というくだりだ。 企業の内部は「砕け散り」、ものの見事に「中心は保たれない」。そもそも中心とは何だろう? 企業内アプリケーション? SAP? Oracle? メインフレーム? IBM? デスクトップ? Microsoft? データセンタ? HP? Javaはコアの部分では1つのシステムをなしていて、それはエレガントなものだった。純粋主義者たちはJavaがなしてきた妥協のすべてを非難するだろう。けれどもそこには、数多くの「エレガントな妥協」があった。こう言うと矛盾のように聞こえるだろうけれど、企業というのは本来、妥協する生き物なのだ。Javaの何が興味深いかとい
アジア・太平洋地域でのSOA(サービス指向アーキテクチャ)の普及率は、日本が最下位――。米調査会社のフォレスター・リサーチが2008年7月に発表した調査でこんな実態が明らかになった。調査を担当したティム・シーディ氏に調査結果の詳細やその理由を聞いた。(聞き手は矢口 竜太郎=日経コンピュータ) アジアでのSOAの普及率を調査したそうだが。 オーストラリア・ニュージーランド、インド、韓国、中国、日本の5地域での状況を調べ、今年7月に「2007 SOA Country Adoption Trends In Asia Pacific」としてまとめた。その結果、昨年と比べSOAは一段と普及していることがわかった。 例えば「エンタープライズレベルでSOA戦略を持ち、コミットしている」企業は12%から19%に、「明確な戦略はないが部分的に適用している」企業は23%から34%に増加した。逆に「追求しない、
IBM Global Servicesが最近出した白書(リンク)ではIBMの技術アカデミーがそのSOA導入を成功に導くのに用いた方法が述べられている。SOA導入の際に技術アカデミーは5つのことを重要視していた。 将来を見据えたビジョンに合ったアーキテクチャをつくる - 単純な結合性だけでなく、より多くのことを考慮してアーキテクチャをつくることはSOAの導入において幾度も立ち返ることになる一番の原点だ ITをビジネスプロセスへつなぐことを予め設定する - ITをビジネスに使えるサービスプロバイダとなるようなアーキテクチャを導入すること 文化、スキル、トレーニング、組織構造、意志決定、報奨制度、コラボレーション、ガバナンスなどSOAをサポートする組織体制をつくる スケーラブルなインフラを整備する - 適切な構成と評価をおこないサービスのパフォーマンスとスケーラビリティを確保する 運用状況がはっ
米ガートナーのバイス プレジデント兼最上級アナリストのロイ・シュルテ(Roy Schulte)氏は7月15日、イベント「ガートナー SOAサミット 2008」で講演した。シュルテ氏はSOAについて「俊敏性を獲得するのが基本的な目的」と指摘した。 日本企業を含めてITを経営に活用するのは一般的で、一部には「コモディティ化したITでは企業は差別化できない」との指摘もある。シュルテ氏はこの指摘に対して「ITで差別化はできるが、それは短期的な差別化だ」とコメント。ITによって長期的な差別化や優位性を実現するには「テクノロジ以外の設計パターンや開発手法、ガバナンスが重要になる」と話した。「同じ技術を使ってもある企業は成功し、ある企業は失敗する。重要なのは方法だ」 シュルテ氏は企業がITを使って長期的な優位性を保つには、「俊敏性」「仮想企業」「無遅延型企業」「状況認識」という4つの戦略と、その戦略を実
これまでにもSOAに関する記事を執筆してきたが、興味を持ってもらえているだろうか?今までJBOWS(Just a Bunch of Web Services:単なるWebサービスの寄せ集め)を実装している企業と、SOAを全面的に展開している企業についていろいろと執筆してきたが、両者の違いを見極める方法はあるのだろうか? 以下に、似非SOAを見破るための10の方法を紹介する。 #1:SOAを導入するために何らかのスイートを購入する必要があるとベンダーに言われたら・・・それはSOAではない。 SOAは、スイートや統合パッケージから完全に独立していることを意味しているのだ。 #2:ベンダーがハードウェアを売り付けようとしていたら・・・それはSOAではない。 これ以上何も言う必要はないだろう。 #3:提供されているサービスを知るために電子メールや電話で問い合わせる必要があるというのであれば・・・そ
SOAにとって凝集性が重要かどうかという議論(参考記事)で、Carlos Perez氏がソフトウェア構造での結合について(source)また、SOAとの関連でそれがどのように展開してきたのかについて見解を述べた。まずBertrand Meyer氏(source)によるモジュール性の原理から始め、独自のサービス指向の原理へと展開する。 はじめにCarlos氏はBertrand Meyer氏のモジュール性の原理を引用して、以下のように述べている。 モジュールの分解しやすさ - ソフトウェア問題を複雑性が少ない問題に分解するという作業を支援し、その問題は単純な構造で結びつけられ、また各項目でその後の作業が単独で実行できる のに十分独立していれば、ソフトウェア構造メソッドはモジュールの分解しやすさを満たす。 モジュールの組み合わせやすさ - ソフトウェアエレメントを支持し、場合によっては、もともと
SOAは導入が増えているにもかかわらず、多数のSOAプロジェクトがいまだ失敗している(参考記事・英語)。あまりにも深刻な状況に陥ることが多いので、最近では「SOAかDOAか」(SOAか失敗か)(source)という受けを狙ったような題名の記事があった。DOAは「Dead on Arrival」、つまり「最初から機能しない」を意味する。この状態を改善する方法の1つが、適切なSOAガバナンス(参考記事リンク)である。 Muhammed Yaseen Muriankara氏は最近の論文「SOA governance framework and solution architecture」(SOAガバナンスのフレームワークとソリューション・アーキテクチャ)(source)で、ガバナンスの基本レベル3つを定義している。エンタープライズ・ガバナンスとは、 責任の連鎖、権限、コミュニケーションを確立して
RESTはエンタープライズに浸透するか、ファーガソン氏が講演:Web 2.0とWebサービスの似て非なる位置付け WebはますますRESTfulな世界に向かっている。Web上で提供するデータやサービスを、URI指定によるHTTPリクエストだけで実現するという手軽さと分かりやすさから、多くのWeb 2.0系サイトは、Web APIをRESTと呼ばれる設計方針に基づいて定義・公開している。Webブラウザを媒介して人間が使っていたHTTPやURIといったインターフェイスを、そのまま機械処理にも適用するというRESTはシンプルで、瞬く間にWeb APIの標準的手法となった感がある。現在は先進的なWebサイトだけがWeb APIを公開しているが、今後は多くの一般的なWebサイトがRESTを通して情報・サービス提供をしていくケースが増えていくだろう。 では、エンタープライズの世界でもRESTが普及する
「今メガバンクに求められているのはビジネス・モデルの変革。ITはその変化に対し、迅速的、効率的に対応しなければいけない。そのためにはSOA(サービス指向アーキテクチャ)が有用な手段になる」。三菱東京UFJ銀行の根本武彦 執行役員 システム部長(写真)は11月15日、日本IBMが主催した「IBM SOA World 2007」の講演の場でこう語った。 SOAが有効であると根本部長が考えた理由はこうだ。同社では、システム戦略を考えるときに(1)自社、(2)自社グループ、(3)同業他社、(4)異業種他社の4つのカテゴリで最適化を考えるが、根本部長は「そのいずれのカテゴリにおいても今後は『IT資産の相互利用』が重要になる。そうしたことを実現しようとすればSOAでなければ効率が悪い」という。 例えば、自社内のシステム最適化を考えた場合、例え新規にチャネルを増加しても、最終的に口座の残高を更新するなど
もう大分前に評判になったネタサイトですが、この手の冗談が好きなものでつい訳してしまいました。 Curiales - Met de Neus op de Feiten - De Factchecker van Nederland 正直、ジョークを訳すには知識も英語力も足りなさ過ぎたようです。 始めた後にzdnet日本語版*1に部分訳ながらずっと良い訳を見つけて一人落ち込みました。 楽しんで頂けたら幸いです。 真面目にSOAとはなんぞやと考えたい御仁には以下の記事のコメント欄における熱い戦いを読まれることをお薦めします。「少なくとも君と1つだけ同意できた。SOAは何も新しくない。」 http://www.theserverside.com/news/thread.tss?thread_id=45613 -----BEGIN----- SOAだけはチャックノリスも殺せない SOAがインターネット
arclamp.jp アークランプ ITアーキテクトが、ビジネス書とかデザインとか建築とかからシステム開発を妄想するブログ 昨日はwakhokナイトセミナーにてProject Zero 第2回「GroovyとProjectZero」を話しました。資料はこちら。 Zeroとマルチコア さて、その後の懇親会では色々と話をさせていただきました。面白かったのはマルチコアとアプリケーションアーキテクチャの話。将来的にZeroが実行されることになるJavaVMは次期IBM J9の派生版になるそうです。で、このVMではZeroの実行はスレッドではなくて、すべてプロセスで起動することになると。こうした処理はマルチコアのサーバを想定します。各プロセスはコアに割り当てられるのです。簡単にいえば、ぽこぽこVMが起動して、それらが処理を行います。 前日、マルチコアなサーバでSUNのJavaVMをいじっている時、
要求開発方法論は,SOAでの利用も想定している。その根拠は,サービス構造を明確にすることで,そのサービス構造を実現するための,プロセス構造と情報構造をモデリングするからである。 SOAになぜ要求開発方法論のような手法が必要なのか? それを考えるためには,SOAの本質を理解することが必要だ。そこで今回は,「SOA Q&A」という形でまとめてみた。 SOAを単なる実装技術として考えるのではなく,手法として考えてみる。その本質が理解できれば,要求開発方法論がいかに適した手法であるかをご理解いただけるであろう。 なお,Q&A作成にあたり,アーキテクタスの細川 努さん,豆蔵の岩崎 浩文さんにアドバイス&加筆をいただきました。この場を借りて,感謝します。 Q. SOAとは何ですか? A. Service Oriented Architecture(サービス指向アーキテクチャ)とは,サービス単位を明確に
「私はSOA(サービス指向アーキテクチャ)に対してはシニカルに考えている」。「Refactoring」や「Patterns of Enterprise Application Architecture」といった書籍の著者として有名な米ThoughtWorks チーフサイエンティストのMartin Fowler氏は2006年5月30日,東京都内で講演し,SOAの現状に疑問を投げかけた。SOAは意味のあいまいないわば“バズワード”であり,ベンダーがツールを売り込むための宣伝文句になっているというのだ。ただし,SOAの中には優れたコンセプトもあり,そうしたコンセプトはSOAという言葉とは切り離して考えるべきだという。 「最初は意味があってもすぐに意味がなくなってしまういつものパターンの言葉」というのが,Fowler氏のSOAに対する第一印象だったという。「(同じSOAといっても)人によって言うこ
「SOA(サービス指向アーキテクチャ)は、ビジネス上の価値に注目し、これをいかにして最大化するかを突き詰めたシステムの設計手法。その実現のために、サービス単位でのコンポーネント化やサービスの再利用を進める。しかし現実には、どのようにビジネス上の価値を向上させるかよりも技術面にばかり注目した議論が多い。本来は逆であるべきだ」。日本Javaユーザーグループが9月13日に開催したセミナーの中で、豆蔵の萩本順三 取締役はこう話した。 セミナーは萩本氏と日本IBMのエバンジェリスト、清水敏正氏のパネルディスカッション形式。両者は、ビジネスを起点にシステムの全体像を考えることがSOAにとって最も重要であるのに、それが一般的になっていないことに懸念を示した。 IT側の人間がビジネスにとっての価値を考える 萩本氏によれば、SOAを採用することは「ビジネス戦略からビジネス・オペレーション、ビジネス・オペレー
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く