50年近いキャリアを誇るベテランでありながら、未だ日本の地を踏んでいなかった最後の大物が遂に日本にやってくる。なんとジョニー・ウィンターの来日公演が決定したのだ。あきらめかけていた往年のファンにとって、まさかのビッグ・サプライズ。奇跡の祝杯をあげようではないか。 100万ドルのギタリスト、ジョニー・ウィンターは、1990年3月に一度は来日が決まっていたものの、直前になって中止となりファンは落胆。…そんな幻の来日公演から早や20年、伝説のブルース・ギターが日本上陸のリベンジを果たしてくれる。 ジョニー・ウィンターは、1944年テキサス州ボーモントに生まれた。白人ブルース・ギタリストとして地元のクラブ・サーキットで熱狂的なファンを生み、レコード会社の争奪戦を経て、1969年にコロンビア・レコーズが100万ドルといわれる破格の契約金で獲得。70年代にはライヴ名盤『狂乱のライヴ』(1976)や「ロ