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011書評に関するblackshadowのブックマーク (79)

  •  「異端の統計学ベイズ」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    異端の統計学 ベイズ 作者: シャロン・バーチュマグレイン,Sharon Bertsch McGrayne,冨永星出版社/メーカー: 草思社発売日: 2013/10/23メディア: 単行この商品を含むブログ (28件) を見る 書はベイズ統計学の学説史にかかるで,アメリカのサイエンスライターの手によるもの.原題は「The Theory That Would Not Die: How Beyes’ Rule Cracked the Enigma Code, Hunted Down Russian Submarines, and Emerged Triumphant from Two Centuries of Controversy」ということでまるでスパイ小説のようなタイトルだが,邦題はより論争史を意識したものになっている.私としてはソーバーの「科学と証拠」を読んでベイズ主義と頻度主義

     「異端の統計学ベイズ」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • 『サイエンス・ウォーズ』 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek

    金森修 (2000年6月30日刊行,東京大学出版会,東京,458+xxxiii pp.,体価格3,800円,ISBN:4130100858) この際だから,十年前に岩波『科学』に掲載した書評の原稿をアップしておくことにしよう. 【書評】※Copyright 2001, 2012 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved 科学・技術・社会の相互関係を論じる科学論は,科学的営為に関する言説をさまざまなデータから検証することであると私は考えている.確かに,書の第III部で詳細に論じられているように,遺伝子操作・生殖医療・優生学・エコロジー運動など生物学と社会との接点には,科学論が対象とすべき重要な問題群が生まれつつある.“総覧的に見るなら現代の科学論(science studies)は科学史,科学哲学,科学社会学の三つの軸から構成されている”(p.28)

    『サイエンス・ウォーズ』 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek
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    blackshadow 2013/08/06
    10年以上前の本の書評だけど痛烈。10年経っても多くの科学哲学者が「知の欺瞞」にまともに向き合えていない証左かもしれないけど。
  • 「中国の成長率は5%代に」「リーマンショックが中国を傲慢にした」ブックレビュー「中国台頭の終焉」 : 中国・新興国・海外ニュース&コラム | KINBRICKS NOW(キンブリックス・ナウ)

    中期問題の解決はともかく生産性をあげることができるかにかかっているわけですが、そのための課題として「地方政府の暴走、産業政策の弊害、富が家計に移転されていない、民営経済の退潮、都市と農村の二元構造の解消」といった問題があげられています。基的には市場と民間企業にどこまで任せられるかが課題となるわけですが、20世紀末から21世紀初頭、WTO加盟に際して一瞬そうしたムードが盛り上がった後、民間企業は「裏切られた」と著者は評しており、中国政府がこの課題にどこまで切り込めるのかも辛口な評価です。 ■一投資家の体験談 この中期問題ネタでなんといっても面白いのが「第6章 民営経済の退潮 一投資家の体験談」でしょう。投資ファンド屋として中国に関わっていた著者の体験談がてんこ盛りなのですが、なんとも生々しい話ばかり。著者が経営していた工業団地会社のために地場銀行から運転資金を借り入れる際のエピソードですが

  • 今西錦司/柴谷篤弘「進化論も進化する」(リブロポート) 自然選択と適応が嫌いな今西進化論は五族協和八紘一宇の日本型共同体主義のいいかえ - odd_hatchの読書ノート

    このは、1983年夏に、今西錦司と柴谷篤弘が「今西進化論」について談論した記録。米昌平の発案をリブロポートという出版社が企画して実現した。その背景になったのは、柴谷篤弘が「今西進化論批判試論」というを出版していたから。もう少し背景を説明すると、1970年代後半の「科学批判」「巨大科学プロジェクト批判」があって、近代科学の還元主義に対する批判があった。また分子生物学の研究が進んでセントラルドグマに合致しない現象が見つかった。木村資生、グールドその他によるネオ・ダーウィニズムの批判が現れていた。そのような状況にあって、ダーウィニズムでない進化論であり、かつ日発の思想である今西進化論に話題が集まっていた。たしかに、このころにはまとまった進化論の教科書はなかったなあ、そのかわりにいまなら「トンデモ」に含まれる進化論のが自然科学の棚に並んでいた。 いくつかの科学史的なところからきのついたと

    今西錦司/柴谷篤弘「進化論も進化する」(リブロポート) 自然選択と適応が嫌いな今西進化論は五族協和八紘一宇の日本型共同体主義のいいかえ - odd_hatchの読書ノート
  • 中村禎里「日本のルイセンコ論争」(みすず書房) 1950年代にニセ学問が日本の科学者を席巻していた。党派的なイデオロギー談義で学問的な批判が抑圧された。 - odd_hatchの読書ノート

    ソ連の「科学者」ルイセンコは1930年代にスターリンの知己を得て、国家的な遺伝学ならびに育種学の中心となり、彼の学説に基づく品種改良や農業生産がおこなわれた。彼の主張する遺伝学は、(1)獲得形質の遺伝、(2)細胞全体が遺伝体である、(3)進化の動因は自然選択や適者生存ではない、(4)生物の進化の方向は生物自身に内在している、(5)モルガン・メンデル遺伝学は西洋資主義のイデオロギーを補完する、など。いくつかの研究はあったが実験やデータに粗雑さがある一方、マルクス主義的な理論構成を合致していた。人民が革命の意志を持つことにより、自身を「革命家」と位置づけ、党とともに反対勢力と闘争するというボリシェヴィキの思想と一致する部分があったわけだ。ソ連の政策が対ファシズムから対資主義に変換するときに、科学も動員する必要があり、共産主義イデオロギーに合致する理論ということで政治的に使われたというわけだ

    中村禎里「日本のルイセンコ論争」(みすず書房) 1950年代にニセ学問が日本の科学者を席巻していた。党派的なイデオロギー談義で学問的な批判が抑圧された。 - odd_hatchの読書ノート
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    blackshadow 2012/06/07
    イデオロギーによってニセ科学に肩入れした結果が国民の大量餓死という、ソ連の失敗のひとつ。対岸の火事とのんきに構えているといつ日本でも似たようなことが起こってもおかしくない。
  • ニンジアンエ 古処誠二著 戦争の日常 緻密に淡々と :日本経済新聞

    キャリア、転職、人材育成のヒントを提供してきた「リスキリング」チャンネルは新生「NIKKEIリスキリング」としてスタート。 ビジネスパーソンのためのファッション情報を集めた「Men’s Fashion」チャンネルは「THE NIKKEI MAGAZINE」デジタル版に進化しました。 その他のチャンネルはお休みし、公開コンテンツのほとんどは「日経電子版」ならびに課題解決型サイト「日経BizGate」で引き続きご覧いただけます。

  • 『ホメオパシー セルフケアBOOK』 - 三日坊主日記

    中村裕恵監修『ホメオパシー セルフケアBOOK』を見て、ますますホメオパシーは怪しいと思うようになった。 ホメオパシーは1796年、ドイツのハーネマンによって編み出された。 なのに、ドイツでは「抗生物質全盛期の10年前に比べると、ホメオパシーの認知度は上がり」とあって、歴史のわりには認知度が低いということなのだろう。 だけども、ドイツ、フランス、イギリスでは薬局で当たり前のようにレメディが買えるとも書いてあるし、どういうことなんでしょうね。 レメディの作り方。 「原材料から抽出した母液(マザーティンクチャー)を、アルコールと水の混合液を使って、希釈(薄めること)、振とう(振ること)を繰り返し、極微量にまで薄めた超希釈物質がレメディになります。 その成分を解析しても原材料の分子はほとんど、あるいは全く存在しない超ウルトラ級の薄さです。物理的に見れば、ただの水または砂糖粒(乳糖)でしかないこの

    『ホメオパシー セルフケアBOOK』 - 三日坊主日記
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    blackshadow 2011/05/17
    普通の感性ならそういう感想になるわな
  • 今週の本棚:海部宣男・評 『なぜ科学を語って…』=ジェームズ・R・ブラウン著 - 毎日jp(毎日新聞)

    ◇『なぜ科学を語ってすれ違うのか--ソーカル事件を超えて』 (みすず書房・3990円) ◇熾烈な「サイエンス・ウォーズ」の行方は ソーカル事件とは、サイエンス・ウォーズを激しく燃え上がらせた、アメリカの物理学者アラン・ソーカルによる悪名高い悪戯(いたずら)のことである。えーと、サイエンス・ウォーズって、何? サイエンス・ウォーズは、一九九〇年代後半から二〇〇〇年代初め、アメリカやフランスを主戦場に戦われた、科学者と、科学論、特にポストモダン論者との熾烈(しれつ)な論争だ。日では、一部雑誌などを除いてあまり取り上げられなかった。だがこれは現代の社会と科学・科学者の在り方に課題を投げ、大きな影響と教訓を残したのである。書は、トロント大学の哲学教授である著者が、論争が一段落した二〇〇一年にアメリカで出版したもの。サイエンス・ウォーズとソーカル事件に留(とど)まらず、科学論の課題を歴史的に見直

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    blackshadow 2011/01/17
    ソーカルに端を発する「サイエンス・ウォーズ」を語る「なぜ科学を語ってすれ違うのか」の書評。知ったかぶったポストモダンに鉄槌を下した彼の功績は大きい。
  • 38億年 生命進化の旅 感想1? 追記あり - ならなしとり

    外来生物問題を主に扱います。ときどきその他のことも。このブログでは基的に名無しさんは相手にしませんのであしからず。 池田清彦の「38億年 生物進化の旅」の感想です。全部読むなんて時間の無駄にもほどがあるので6章から後しか読んでいません。それでも著者の駄目さ加減は十二分に伝わりましたけど。しかし、文章を書くということもそれを評するということもそれをする人間の頭の出来を知らしめますねぇ。今回は氏のクジラに関する発言を取り上げます。 (以下引用) P177 約5000万年前といえば始新世の前期だが、その後の始新世中期に生息していたバシロサウルスというムカシクジラ(原鯨亜目)をみると、もはや肢は無くなっている。どうやらクジラの肢は、徐々にというよりは、相当急激に無くなったようである。 P212 たとえば5000万年ほど前のクジラには肢があった。では肢のあるクジラが肢のないクジラへどのように進化し

    38億年 生命進化の旅 感想1? 追記あり - ならなしとり
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    blackshadow 2010/07/29
    クジラの進化研究については2年ほど前に結構大きな進展があったんだけど、この分ではまったく知らないのだろう。cf:http://blackshadow.seesaa.net/article/106515034.html
  • 『科学との正しい付き合い方』のダメなところ - Not so open-minded that our brains drop out.

    科学との正しい付き合い方 (DIS+COVERサイエンス) 作者: 内田麻理香出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン発売日: 2010/04/15メディア: 新書購入: 14人 クリック: 528回この商品を含むブログ (32件) を見る 別に書いてあることが全部ダメってわけじゃないが、問題があるだった。このは科学の非専門家に向けられたものだが、私がそのような友人に『科学との正しい付き合い方』を分かってもらいたいなら、このは紹介しないだろう。 ダメなところ1:ニュートン力学は間違いだという間違い サイエンス・コミュニケーターは科学者と一般人の間に立つ人であって科学者そのものである必要はないし、ある人が科学のすべてについて理解するのは不可能だから、サイエンス・コミュニケーターがありとあらゆる科学の分野に精通している必要はないとは思う。それ以前に相手がどんなプロフェッショナ

    『科学との正しい付き合い方』のダメなところ - Not so open-minded that our brains drop out.
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    blackshadow 2010/06/16
    『私がそのような友人に『科学との正しい付き合い方』を分かってもらいたいなら、この本は紹介しないだろう。』激しく同意
  • kikulog

    kikulog 記事一覧 カテゴリー別記事一覧201410 2014/10/22 江勝氏の死去 201409 2014/09/12 生協の「書評対決」の書評 201407 2014/07/04 「いちから聞きたい放射線のほんとう」サポートページ 201406 2014/06/04 「いちから聞きたい放射線のほんとう」訂正箇所 201404 2014/04/23 朝日新聞に書評が出るようです [kikulog 647] 2014/04/09 理研CDBの騒動について [kikulog 646] 2014/04/07 博士論文中での剽窃について [kikulog 645] 201403 2014/03/17 「いちから聞きたい・・」のあとがき [kikulog 644] 2014/03/03 論文: Structural flexibility of intrinsically disord

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    blackshadow 2010/05/19
    読み応えのある書評。何冊か持ってないのがあったので欲しくなってきてしまった。
  • 立場を鮮明にして丸投げ

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    blackshadow 2010/05/13
    内田何某のアレか。うまいこという。
  • 代替療法について考える(1): 残る桜も 散る桜

    残る桜も 散る桜 膵臓がんサバイバーとなった私の10年間の記録。やってきたこと、考え方。どうすればサバイバーになれるのか。しかし、いずれ人は死ぬ。良寛さんの辞世の句「散る桜 残る桜も 散る桜」よろしく、桜もいつかは散ります。 「今ここに」を生き、できうれば「百まで生きて、がんで死」ねれば望です。 がん患者にとって、代替療法は大きな関心事です。なぜか? 理由のひとつは、現在医学の標準治療では治らないがんが多いということです。以前に比べて手術で治るがんが増えてきたとはいえ、再発・遠隔転移したがん、手術不能のがんでは抗がん剤・放射線治療は所詮は延命治療であり、完全治癒を目指すものではないことを、今では多くのがん患者が知るようになったからでしょう。もうひとつには、治療を医者任せにするのではなく、自分にも何かができるはずだと考えるがん患者が増えてきた。その何かとは?自分にできることはと考えていくと

    代替療法について考える(1): 残る桜も 散る桜
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    blackshadow 2010/04/20
    エセ医療を身を持って体験した本の抜粋
  • MADE IN JAPAN! in Japan 福岡ハカセ、そしてライアル・ワトソン

    「動的平衡~生命はなぜそこに宿るのか」読了。 著者の福岡伸一は分子生物学者で、「できそこないの男たち」、「生物と無生物のあいだ」、「プリオン説はほんとうか~タンパク質病原体説をめぐるミステリー」などの著書で知られる。週刊文春にも「福岡ハカセ」として科学エッセイの連載を持ち、あちこちで活躍中。 このも、雑誌に連載した、生命科学エッセイを1冊のにしたもの。 連載エッセイだけあって、どの表題についても読み切り。逆に内容の重複を感じる部分もあるが、専門知識は必要なく気楽に読める。「生命とは何か」という問いを巡る、研究者達のドラマや研究の歴史について、興味深いエピソードから説き起こし、生命科学の現状を、あれこれ俯瞰できるようになっている。「プリオン」や「生命の定義」など、今までの著作で扱った話題についても簡単に総括されており、これも面白い。 著者は最近翻訳にも力を入れており、翻訳した2冊が近々出

  • ニセ科学を10倍楽しむ本/山本弘 - 猫は勘定にいれません

    さんのジュニア・スケプティック。ジュニアスケプティックとは何ぞやと言えば、子供向けの懐疑論という感じでしょうか。水からの伝言、ゲーム脳、血液型性格判断、フードファディズム、アポロ陰謀論、地震雲やマイナスイオンなどなど、幅広くニセ科学を取り扱っています。「超能力番組を~」の続編でもあり、おなじみの面々が登場しての対話形式でわかりやすくニセ科学の諸問題を批判していきます。 これまで山さんがと学会などで書いてきたことを一冊にまとめたような内容なので、既刊を読んでいる人にとっては新鮮味はありません。また、子供向けということで、ニセ科学批判にありがちな難しい問題(ニセ科学批判批判)は避けているので、ウォッチャーには物足りないかもしれません。ターゲットである子供に、あるいは子供を持つ親に届けばいいのですが、なかなか難しいような気がしますね。 面白いなあ、と思ったのが、参考文献とあわせて参考

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    blackshadow 2010/03/11
    後書き読んでお茶吹いた私が通りますよっと。あのメンバーに加えてもらえるとは思わなかったw
  • 藤田紘一郎『血液型の科学』 - SFにすら残る科学性・論理性をも超越した「啓蒙書」 (その1): ズブズブに理系でいこう!

    藤田紘一郎著『血液型の科学 (祥伝社新書 189)』を読んだ。 「科学的」と名のつくものには、たとえSF小説ですら、一定の科学性(論理性・合理性)が保たれているものだ。 ところが、「一般向け科学啓蒙書」の場合、「科学者」が書いたという権威付けさえあれば、その主張に論理性・合理性がなくても(つまり非科学的でも)構わないのであろうか。 と考えさせられる一冊だった。 一般向け啓蒙書で、科学的に決着のついていない仮説を紹介するのは構わない。しかし、論理的整合性すらない推測(妄想)を、大学教授という権威を掲げながら垂れ流してもいいのだろうか。 藤田センセは、寄生虫学が御専門の医学者だ。「カイチュウ博士」としても知られるようだ。センセの『清潔はビョーキだ  /藤田紘一郎/著 [] 』を、私は10年程前に読んだことがあった。その時には、「なるほど、潔癖過ぎるのは問題だな」、くらいに思って共感したものだ

  • なげなわぐも観察日記

    なげなわぐも観察日記

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    blackshadow 2010/01/08
    今度古本屋で探してみるか
  • 「迷惑な進化」 或いは「ダーウィンよ! 私は帰ってきた!!」 - 万来堂日記2nd

    迷惑な進化 病気の遺伝子はどこから来たのか 作者:モアレム,シャロン,プリンス,ジョナサンNHK出版Amazon 読了。途中までは軽めの楽しいだと思っていたけど、いやはや、途中から印象は一変。こいつぁ結構挑発的なかもしれない。 聞きたまえ諸君。ラマルクが復活したぞ。 なんか、獲得形質って遺伝することもあるらしいぜ。 第4章までは実際、軽い感じで楽しめるなのだ。遺伝が関係する病気が世の中にはたくさんあるけれど、「では、病気を引き起こす遺伝子がなぜ自然淘汰に引っかからなかったのか?」という、なんつーか、トリビア的なトピックなんだよ。 それが5章以降、この御仁は性を現す。 レトロウイルス、トランスポゾン、エピジェネティクス(後成遺伝学)といった武器を駆使して、どんどんとダーウィニズムに攻撃を加えていくのだ。その姿はまるでラマルキズムの権化である*1。トランスポゾンと断続平行進化を結びつけ

    「迷惑な進化」 或いは「ダーウィンよ! 私は帰ってきた!!」 - 万来堂日記2nd
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    blackshadow 2009/12/26
    とりあえず読んでみよう
  • 悪ガキ教授の自滅? - himaginary’s diary

    「ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する」の続編である「SuperFreakonomics: Global Cooling, Patriotic Prostitutes, and Why Suicide Bombers Should Buy Life Insurance」に対し、発売前にも関わらず、既に米ブログ界で批判の嵐が巻き起こっている。事前にレビューのための献を受けた人たちが、相次いで[これはひどい]タグをネットに打ち出したためである。 それらの批判のポイントは、専ら温暖化問題への著者の姿勢に向けられている。著者のスティーヴン・レヴィットとスティーヴン・ダブナーは、CO2排出を減らすという現行の温暖化対策に批判的で、ネイサン・ミルボルト(元マイクロソフトCTO)の主唱する成層圏に二酸化硫黄を撒いて太陽光を反射させる、という方法がより安上がりで効果的、と主張している。これが当

    悪ガキ教授の自滅? - himaginary’s diary
  • がんという、遺伝子が行き着いた一つの悲しい結末 | MRのための読書論 | ミクスOnline

    がんの入門書 たった1.3cmの厚さしかない『がん遺伝子の発見――がん解明の同時代史』(黒木登志夫著、中公新書)は、なりは小さいが、私たち素人ががんとは何かを知ろうとするとき、先ず最初に手にすべきである。これほどはっきり断言できるのは、①著者が素人にも理解できるようにと工夫、努力を重ね、それ が見事に成功していること、②執筆の時点までに明らかになったがん研究の最新の成果が盛り込まれていること、そして、このが出版されてからいささか歳月 が経過しているが、管見の限りでは、その後、このを超える入門書に出会えていないこと、③がん研究上の発見にまつわる人間臭いエピソード、裏話が臨場感 豊かに描かれていること――この3点のためである。 MRが、今、このを読んでおくか否かによって、今後のがん研究理解に相当の開きが出てくることだろう。 文章の魅力 このの文章がいかに分かりやすく、かつ魅力的である

    blackshadow
    blackshadow 2009/10/14
    今度読んでみる