世界最大規模の同人誌即売会『コミックマーケット94』(C94)が10日、東京ビッグサイトで開幕した。初日の来場者は約16万人、約1万6千の一般サークルが出展した。アニメや漫画、ゲームなどを扱う同人活動というと、ある程度若いうちにハマる人が多いと思われるが、現在のコミケは世間一般の例に漏れず“高齢化”の波が押し寄せているようだ。変わりゆくコミケの現状を、出展者に聞いた。 【写真1077枚】暑さのせいで肌みせ続出? 『コミケ94』のコスプレ美女が大集合 ■意外に“大人”な出品者が増加、仕事や家族との両立に苦労 コミケが初めて開催されたのは、今を遡ること43年、1975年のことだ。初期は、都内の産業会館などで小規模に開催されていたコミケは、規模が大きくなるにつれて晴海や幕張メッセに場所を移動。1996年から現在まで、東京ビッグサイトで年2回開催されている。 今や40年以上の歴史を誇るコミケだが、