米連邦最高裁判所は、Googleが「Android」OSのアーキテクチャーをめぐってOracleと争っていた裁判で、6対2でGoogleを支持する判決を下した。同裁判所は米国時間4月5日、Stephen Breyer判事が記した判決文を公開し、その中で「GoogleによるJava SE APIのコピーは、プログラマーが自らの蓄積された才能を新しい変革的なプログラムで機能させるために必要なコード行のみを含むものであり、法律に基づく素材のフェアユース(公正な利用)だった」としている。 この訴訟の争点は、Googleが高い人気を誇る同社のAndroid OSの開発にあたって、Sun Microsystems(以下Sun)の約1万1500行のJavaコードをコピーしたというOracleの主張だった。Oracleは2010年にSunを買収した後、Googleがそのソフトウェアを違法に使用していること