日本郵政社長の人事をめぐり辞任した鳩山邦夫前総務相は15日、総務省での離任記者会見で、麻生首相から西川善文社長の後任候補リストを受け取っていたことを明らかにした。そのうえで「総理も『社長交代は既定路線』とお考えだと、私が安心しきっていたのが馬鹿だった。総理もその時点ではそういう(交代の)気持ちだったのは間違いない」との見方を示した。 鳩山氏がリストとともに受け取った手紙には「西川後継人事でお悩みではないか。自分(首相)なりの考えで後継にふさわしい人が何人かいるから、リストを同封する」などと書かれていたという。時期は「3月、4月、いつだったか」としたが、リストの人名は「記憶にない」と明らかにしなかった。首相は15日、この件について記者団に問われ、「コメントはありません」とのみ答えた。 鳩山氏は、政界再編に動く可能性については「今、自民党を離党するとか、新党を作るとかは全く頭にない。ただ未