日教組の組織率が昨年10月1日時点で27・1%と過去最低を更新し、加入者が28万人を切ったことが14日、文部科学省の調査で分かった。教職員団体全体では42・3%で34年連続の低下となった。 調査によると、大学と高専を除く公立学校の常勤教職員約103万人のうち、教職員団体に加入しているのは約43万6千人。 このうち日教組は平成20年に比べ約6千人減の約27万9千人。全日本教職員組合(全教)が同約3千人減の約6万2千人で組織率6・0%。全日本教職員連盟(全日教連)は約2万2千人で組織率2・1%だった。 新規採用者の加入率は、日教組が20年比1・8ポイント減の20・6%、全教は20年と同じ1・3%、全日教連は0・1ポイント減の1・1%だった。