国民民主党の役職に復帰し記者会見を行う玉木雄一郎代表=衆院第1議員会館で2025年3月4日午前10時43分、平田明浩撮影 与党との「対決」に傾くのか――。国民民主党の動向に注目が集まっている。少数与党の国会で自民、公明両党との間合いを詰めてきたが、所得税がかかり始める「年収103万円の壁」の引き上げなどを巡る自公国協議が破談となると、野党との連携を模索。3日には立憲民主党とガソリン価格の引き下げに向けた暫定税率廃止法案を共同提出した。連携相手を乗り換えるような振る舞いに、党内外から冷ややかな声も上がるが、真意はどこにあるのだろうか。 合意文書は「紙切れ」に 「我々は40人弱の野党だけれど『対決より解決』だと言って批判もせず自公や政府とがっぷり四つに組んでやろうと思ったら、いきなりかち上げを食らったんだよね」。国民民主の榛葉賀津也幹事長は自公国の税制協議が破談となった翌日の2月27日の記者会
