女性の活躍が日本経済活性化の決め手になるとして、注目を集めるようになっています。人口減少社会のなかでは、少しでも労働市場に出て活躍する人を増やさなければいけません。日本においてその潜在的なポテンシャルが大きいのは女性だからです。 国際比較をすると日本では働いている高齢者が多い一方、女性は子育て世代の30代で労働力率が低くなる問題などがあり、それをなんとかしようとの議論が行われています。さらに管理職や役員への女性登用を進めなければいけないとの声が高まり、安倍政権が策定した成長戦略でも女性管理職・役員への登用拡大に向けた働きかけなどが明記されました。 安倍政権はこの問題に一生懸命取り組んでいると思います。ただ、経済政策を考えるとき、現在のようにみんなが疑いもなく同じ方向へ進んでいるときは、少し注意する必要があるのも確かです。 政府は「社会のあらゆる分野において2020年までに指導的地位に女性が