
はじめに WebサービスのAPIをコールするような、ネットワークを介した通信処理は、今日では頻繁に行われています。 ローカルマシンのみで完結する処理と比べると、通信が必要な処理は多大な時間が必要になります。相手サーバへの接続、相手サーバ側での処理、相手サーバからの受信など、何もすることなくただ待つだけの時間が存在します。 この無駄な時間の間に他の処理ができるならば、トータルの処理時間を大幅に短縮することが可能になります。これを実現するためにスレッドがよく使われています。しかしマルチスレッドプログラミングはいろいろと注意を払う点も多く、使いにくさを感じている方も多いのではないでしょうか。 今回はReactorパターンという、マルチスレッドとは違ったアプローチで非同期処理を実現してみたいと思います。 複数のwebサーバからHTML文章を取得してみる 同期処理 ひとまず非同期処理を忘れて、シーケ
たとえば、今、「ユーザーが方向を入力したらプレイヤーが動くゲーム作りたい」みたいなはなしがあるとする。その場合、モデルクラスはまあシンプルな実装として下のようなものが考えられると思う。 「できたよー」って見せにいったら、今度は「あのさー、『高速移動モード』っていうモード欲しいんだよね。そのモードだと二倍速で動くの」って言われたとする。シンプルにやるとこうなりますね。 「できたよー」って見せにいったら、今度は「なあ、すげえ面白いこと考えたんだけど、『蟹モード』って面白くない?横は4倍速で動くんだけど縦は半分の速度で動くの」とか言われたわけです。あなたは「お、おう」と言って、以下のようにコードを修正しました。 これ、ヤバい感じしますね。破滅の匂いがする。「今度は『よっぱらいモード』欲しいな〜。入力に関係なくランダムに動くの」みたいなこと言われたら確実に複雑さが爆発してメンテ不能になり鬱になり死
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