
Twitterで時々「ジュンク堂に住みたい!」というつぶやきを見かけることから、「お店がお休みの日に一晩だけだったら店内で過ごして頂いてもいいんじゃない?」と考案したツアー。11月1〜2日の1泊2日で、東京・霞が関のジュンク堂書店プレスセンター店で行います。 お店に1泊して、その間、本や雑誌を読んだりして自由に過ごせます(ただしビニールがけしてあるコミックスや雑誌は読めないとのこと)。食事・寝具は参加者が自分で用意し、入浴は近くの銭湯で。 今回は初めての試みということで「モニターツアー」として参加者を募集。定員は3組6人(応募多数の場合は抽選)、参加資格は18歳以上で読書好き。参加費は無料ですが、1人1冊以上の書籍か雑誌の購入が必要となります。9月30日までWebで申し込みを受け付けています。 秋の読書週間まっただ中!「ジュンク堂に住んでみる」モニターツアー参加者募集
思うところあって、誰もが知っているような書物を紹介することをはじめます。 読むのがあまり得意でない人にも読んでもらおうと思ったので、なるべく分かりやすく書くことに加えて、簡単なことを最初にひととおり済ませて、難しいことは後でやり直す方法を採用しました。 繰り返しが生じる欠点があるけれど、途中で読むのをやめてしまってもいくらか得るものがあるだろうと思ったのです。 第1回めはトーマス・クーン『科学革命の構造』。 次回は、いつになるか分からないけど、ベネディクト・アンダーソン『想像の共同体』をやります。 1 『科学革命の構造』に書いてあること この本は科学が科学革命をへて発展すると主張しています。 革命だから、それまでの科学は一度壊されて新しく再建されるので、科学の発展は切れ切れに続いてきたもの、ということになります。 言い換えれば、新しく発見・発明された科学知識が積み重なることで科学が発展して
最近マンガ業界で増えている、 単行本の1巻は出たけど、2巻が(描いたのに)出ない そもそも1巻さえ出ない という現象。そこから作品を救済すべく開発されたのが、 ★「Jコミで印刷できるってよ」 システムであります!(その理論と意義は、コチラをご覧下さい) ちなみに「HD」は、βテストから進化した「高画質版」を意味しています。 いよいよ本日(5/16)から、正式にスタートです。(^^) Jコミで「未単行本化作品」タグがついている作品、つまり惜しくも単行本にならなかった作品を、一冊から「紙の本」で購入することができます。 上のサンプルは、「Jコミで印刷できるってよHD」と全く同じ仕様で作成された、「第3回JコミFANディング」の3冊です。これを使って品質をご説明しましょう。 【 「Jコミで印刷できるってよHD」の特徴 】 (1)作者印税は30% 印刷代が定価の50%で、作者印税は30%、手数料2
インプレスR&Dは4月21日、国立国会図書館が所蔵する著作権が満了したパブリックドメイン・コンテンツをオンデマンド印刷/製本し、Amazon.co.jpや三省堂書店オンデマンドで販売するサービスを始めた。価格は1冊1000~3000円程度。 同図書館が所蔵し、「近代デジタルライブラリー」でWeb公開しているスキャンニングデータを利用して印刷する。当時の著者や発行者に敬意を表し、できるかぎりそのままの内容で整形しているという。 第1弾として「古今相撲大要」(1885年)、「クロス・ワード・パヅル」(1925年)、「デパート女店員になる近道」(1935年)など全20タイトルでスタート。近代デジタルライブラリーには全35万点のパブリックドメイン古書が登録されており、今後対応書籍を増やす予定。 関連記事 東日本大震災の写真・動画・Webサイト収集への協力を国会図書館が呼びかけ niconico・は
印刷ミスが発覚した箇所は、9巻・25巻共に「P34-35、P38-39、P266-267、P270-271」の計16ページ。両巻の同じページが入れ替わった格好だ。現在、同社の送料負担による交換作業を行なっている。あて先はこちら。 ストーリーは9巻で第3部、25巻で第4部が描かれている。今回の乱丁により、ポルナレフとホル・ホースの対峙シーンから岸辺露伴宅への場面転換などが発生したことから、一部には「おれはホル・ホースと戦っていたと思ったら、いつの間にか漫画家の家にいた」と、むしろ珍しい状況を楽しむ声もあった。 ジョジョでは過去に、主人公のセリフ「何をするだァーッ」のように広くファンに親しまれる“誤植”も生まれている。
過日、弊社の店頭にお客様がお見えになり、お爺さまの本の買い取りを依頼されました。みると明治期の本で内容も面白そう。状態も明治期の本としては装丁が多少傷んでいる程度で、印刷や紙の状態も100年経ったものでは仕方がないと言うものでした。しかし、その時国立国会図書館の近代デジタル・ライブラリーの事が頭をよぎり、お客様にそのサービスについて説明し、安く買うことはお客様に失礼であることも説明しました。 翌日、そのお客様より電話があり、下記の2冊とも近代デジタル・ライブラリーで全ページ閲覧出来ることを知らされました。買わなくて良かったと思うと同時に、今まで大切に保存していた書物を適正な価格で売ることが出来なくなっている現状を痛切に感じました。同時に我々もより高く買い入れて売る機会を失っている状態に憤りを感じました。 「学海探求之指針」 明治21年3月刊行 海軍水路部編 12,519,4p 6図付 発行
あることを調べようと図書館にやって来た人の多くは、そのテーマを扱った書物を探そうとする。 そして、そうした本を見つけられなければ探しものは失敗したと思う。 では、そのテーマについての書物を所蔵しない図書館はもう何もできないのか? 否、否、三たび否。 あなたが知りたいことに一冊をささげた書物はなくても、図書館にはまだできることがある。 (関連記事) ・ビギナーのための図書館サバイバル・ガイド、他ではあまり書いてないけど大切なこと 読書猿Classic: between / beyond readers ・ネットでは逢えない書物に会いに行くー新入生におくるリアルワールドでの本の探し方 読書猿Classic: between / beyond readers ・辞書を引くこと、図書館を使うことは「読み書き」の一部である 読書猿Classic: between / beyond readers 一
■本当は危うい(?)食育の推進 食育という言葉をご存じでしょうか? 2005年に食育基本法が成立し、食文化や食生活、食と健康の関連性などについて家庭だけではなく、教育機関や地域とも連携を行い子供達に食教育を推進するという事になりました。これにより新たに栄養教諭と呼ばれる管理栄養士(栄養士)の資格を持つ教員が配属されるようになりました。 こうした動きにともない、食育をテーマにした本などが多数刊行されたのですが、その中には食育とは名ばかりの根拠のない食習慣の押しつけや、栄養学的に妥当でない内容を含む物も多く見られました。そんなわけで、どらねこは「食育」という文字を見ると身構えてしまいます。 食育関連のオカシナ主張などの具体例については「食育とか」タグのある記事を読んでいただければ、そんな気持ちになった理由も分かっていただけるかと思います。 →http://d.hatena.ne.jp/dora
リアルワールドで書物を手にする方法(というか習慣)について先に述べた。 ネットを使って学術情報にアクセスする最初の一歩は、例えばどのようであるかについても触れた。 当面必要なものはいま目の前にある、としよう。 次は読む話をしなくてはならない。 といっても今回取り上げるのは、いつもように、ささやかなものである。 一体に読書の巧者は様々な速度で読む。速くも読むし遅くも読む。 たとえば、そこに書いてあることの大半がすでに親しんだ知識であれば、自分が知っていることとどこかに違いはないかだけに注意するから、かなりの部分は読み飛ばしてよい。 今読もうとしているのが、自分を一旦壊して組立て直さなくてはならないような容易ならざる一冊であれば、当然に歩みは遅くなる。 読書の速度は(読みの深さその他と同様に)、読み手の能力によるのでなく、また書物の性質だけによるのでもなく、読み手と書物の関係で決まる。 だから
Author:くるぶし(読書猿) twitter:@kurubushi_rm カテゴリ別記事一覧 新しい本が出ました。 読書猿『ゼロからの読書教室』NHK出版 2025/5/23刊行 読書猿『独学大全』ダイヤモンド社 2020/9/29書籍版刊行、電子書籍10/21配信。 ISBN-13 : 978-4478108536 2021/06/02 11刷決定 累計200,000部(紙+電子) 2022/10/26 14刷決定 累計260,000部(紙+電子) 紀伊國屋じんぶん大賞2021 第3位 アンダー29.5人文書大賞2021 新刊部門 第1位 第2の著作です。 2017/11/20刊行、4刷まで来ました。 読書猿 (著) 『問題解決大全』 ISBN:978-4894517806 2017/12/18 電書出ました。 Kindle版・楽天Kobo版・iBooks版 韓国語版 『문제해결 대
1662年から2010年まで350年にちょっと足りない期間の、アメリカ合衆国でのベストセラー書をリストにした。 これだけの期間だと、さすがに一貫したソースがないが、次の文献を参照した。 (~1945年) Mott, F. L. (1947). Golden multitude: : the story of best sellers in the United States. New York: Macmillan Co. (1946年~) Korda, M. (2001). Making the list: A cultural history of the American bestseller, 1900-1999 : as seen through the annual bestseller lists of Publishers weekly. New York: Barnes
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