この画像を大きなサイズで見る もし科学者に共通する特徴を一つ挙げるとしたら、好奇心旺盛な事だ。科学者を成功に導くのは新しい知識を得るための飽くなき探求心である。だが時にそれが倫理に触れることもある。 別に科学者が邪悪で思慮分別のない怪物だと言っているわけではない。ただ、自分の研究分野への情熱が高まるにつれ、誰が傷つくのかまでは思いが至らない、ということがありがちである。現在では各国で実験を行う際の倫理的指針を提示しているが、かつてはそうではなかった。 ここでは科学の名の下に行われた心理学実験の内容と邪悪さ、その実験から得られた教訓と踏まえながら5つほど見ていくことにしよう。 5. スタンフォード監獄実験 この画像を大きなサイズで見る 実験者: フィリップ・ジンバルドー、スタンフォード大学(アメリカ) 実験内容: 普通の人が特殊な肩書きや地位を与えられことによって、その役割に合わせて行動して
今週末には2011年度の大学入試センター試験が実施されますが、試験前になると「手が回ってない範囲から出題されたらどうしよう」「ド忘れしたらどうしよう」「この試験で失敗したら浪人だ」「浪人したら彼女に振られるかも」などと次から次へと心配してしまい、勉強が手に着かず食事はのどを通らず夜も眠れない……というような人もいるかもしれません。 そういった不安を感じやすく緊張する場面に弱い、「本番で実力を発揮できない」タイプの人は、試験直前にその不安な気持ちを紙に書き出すことで、不安が解消され成績が向上するそうです。 詳細は以下から。Writing about worries eases anxiety and improves test performance | The University of Chicago シカゴ大学の心理学者Sian L. Beilock准教授らの行った実験により、試験に関
Inc.:ジョージア大学テリー・ビジネス・カレッジの新しい研究によると、職場に疎外感を感じている人がいると、いろいろ良くないことが起こるそうです。 「グループから明らかに仲間はずれにされたり、ひどい扱いを受けたとき、人がどのような反応を示すか、私たちはすでに知っています」とJournal of Applied Psychologyに掲載された論文の共著者で、UGAの経営学の教授である、マリー・ミッチェル(Marie Mitchell)さんが、サイエンス・デイリー紙で話しています。「とはいえ、私たちがそもそも確かめたかったのは、『不確かなときに人はどう振る舞うか?』でした」 今以上のことをしないといけない ランチやハッピーアワーに誘われないと、仲間はずれにされたと感じます。同僚のことが信じられなくなったとき、問題が起こります。 「仲間はずれにされるリスクを感じた人は、自分の性格や特質のせいで
科学的な説明では、コンフォートゾーンは「不安レベル」と関連しているといわれています。不安にならない行動範囲が、その人のコンフォートゾーンです。夕食を作る、通勤する、テレビを見るというような、いつもやっていることを頭に思い浮かべてみてください。不安になったり心配したりしない、慣れ親しんでいる毎日の行動は、コンフォートゾーンの一部だといえます。 新しいことに挑戦するような時は、「コンフォートゾーンの外に出る」という言い方をよくしますが、不安レベルが上がるような行動は、コンフォートゾーンの外に出ていると考えていいでしょう。例えば、毎日の通勤でも、渋滞していたり、満員電車に乗るのが好きじゃなかったりすれば、不快な気持ちになるので、コンフォートゾーンにいるとは言えません。 不安というのは、わざわざ探し求めるようなものではありませんが、少しの不安であれば驚くほどメリットがあります。ほんの少し不安や心配
米Facebookのデータサイエンスチームは、事前の審査プロセスを経ずに(ユーザーを被験者とする)実験を自由に行えた──。同社の元データサイエンティストが米Wall Street Journalにこう語った。 Facebookが約70万人のユーザーを対象に事前通知せずにニュースフィードを操作した実験を行ったことが発表論文で明らかになり、ユーザーや人権保護団体などの批判の声が高まっている。 Facebookのデータサイエンスチームは2007年の創設で、約30人の研究者を擁する。同チームに2012年2月~2013年7月まで在籍していたアンドリュー・レドビナ氏によると、チームの誰もが自由に実験でき、一般の大学や研究機関にあるような研究倫理審査プロセスはなかったという。あまりにも多数の実験が行われていたため、被験者が重複することで正確な実験結果が得られないことを懸念する研究者もいたという。実験の多
フェイスブックの最新のスキャンダルは、何でもないことに関する大騒ぎだという議論がある。何の被害も与えず、ほとんど目立った影響がなかった、2012年に1週間にわたって69万人のユーザーに行われた心理実験は、過去の調査研究の乱用の規模に比べればほとんど問題にならない。 また、「感情の伝染」を観察するためにフェイスブックの13億人のユーザーのごく一部から、いくつかの肯定的および否定的な投稿を隠すことは、他の企業が時々顧客に与える悪影響とは比べものにならない。欠陥車を運転する人や脂肪と塩分がいっぱい詰まった加工食品を消費する人の方が自身の健康にはるかに大きなリスクを負っている。 フェイスブックは、そのニュースフィードが現実を操作したものであるという事実を隠していない。フェイスブックは、テストを通じて、ユーザーの興味を引いたり、ユーザーに戻ってきて自分自身を投稿したりするよう促す可能性が最も高いこと
米Facebookで約70万人のユーザーのニュースフィードを操作して実施した実験論文が物議を醸したことを受け、この論文の著者で同社のデータサイエンティスト、アダム・クレイマー氏が6月29日(現地時間)、自身のFacebookで“公式な説明”を行った。 クレイマー氏はまず、この実験を行ったのはFacebookがユーザーに与える感情的な影響について気に掛けているからだと強調した。「ポジティブなコンテンツ(いわゆるリア充なコンテンツを含む)を見ると人はネガティブに感じたり、仲間はずれにされた気がするという懸念について調査する必要があると考えた」という。 また、この実験は2012年初頭に行われたもので、ニュースフィードの操作の対象となったのは全ユーザーのわずか0.04%(2500人に1人)であり、実験実施期間はわずか1週間、投稿は完全に非表示になったわけではなく、友達のタイムラインには表示されてい
夫婦やカップルにとって、「口論が起こった時にどうするか」というのは、2人の関係性を左右する大きな問題だろう。お互いが納得のいくまで主張し合うというケースもあれば、ある程度の段階でどちらかが譲歩するという場合もあるはず。 どちらにせよ、自分のパートナーと口論をするというのは、気持ちのいいものではない。「なるべくならば避けたい」と思う人は多いはずだ。しかし、そのような気持ちから、徹底的に衝突を避けて、相手に同意し続けるとどうなるのか? そんな実験が行われ、衝撃的な結果が出てしまったのだ。 ・実際の夫婦間で行われた実験 ニュージーランド・オークランド大学の研究者が、男女間の心理に関する実験を行った。その実験とは、夫が妻の言い分を全て受け入れ続けるとどうなるのか? というものだ。 まず、実際に何組かの夫婦が選ばれ、夫側にのみルールの説明がされた。そのルールとは、夫が、妻のあらゆる意見や要求に対して
多くの人が集まったり一定の広さを持つ部屋には、万が一の事態にも安全に脱出できる非常出口の設置が法律で定められています。効率的な避難路を確保するために非常口の周辺には障害となる物を置かないことが必要とされていますが、アリを使って特定の条件下で行われた一連の実験の結果では、非常出口の前に障害物を置いたほうが、脱出のスピードが速くなるという意外とも言える結果が明らかになりました。 Want to Get Out Alive? Follow the Ants - Issue 13: Symmetry - Nautilus http://nautil.us/issue/13/symmetry/want-to-get-out-alive-follow-the-ants これらの実験の対象となったのは、アリ科の中でも大型に分類されるキューバアリで、その生態を観察することで検証が進められました。実験を行っ
2014-04-13 人はいったん所有したものに法外な価値を感じる ある生産活動を中止することによって生ずる回収不能の投資費用のことを「サンクコスト」といいます。 大型プロジェクトのリーダーや経営者の中には、事業継続が得策じゃないことが見えてきても、サンクコストが諦めきれずに事業を継続させ、損失を雪だるま式に増大させてしまうことがしばしばあります。 一定の投資をして所有したものに過剰な価値を認めてしまう心理作用を「所有効果」といいます。それが、人を損失の泥沼に転落させる正体です。 マーケットにおける相場の変動に対抗して、買い増し、売り増しをして損失を回復しようとすることや、損を平均化すること、暴落した株をいつまでも売ることが出来ずに損失を増やしていく悪循環も所有効果のなせる業なのです。 行動経済学研究の第一人者であるリチャード・セイラーは、コーネル大学経済学部の学生を対象にした実験
才能に長(た)けた貧しい人たちが「地下鉄」などの場でバイオリンやギターの演奏をしてお金を集める光景は、海外ではよく目にする。 一日に何百、何千もの人が行き交いする中で、実際にお金を渡す人はどのくらい存在するのだろうか。そして、すてきな音色に耳を傾けている人たちはどのくらい存在するのだろうか。 そんな疑問を抱いたのは、ニューヨークでも名高いバイオリニストであるジョシュア・ベル氏。 「最も高額で売れる曲を作った現代のバイオリニスト」として知られているそんな彼が、ある実験を試みた。実験内容は至って簡単なもので、ニューヨーク都心部の地下鉄で数時間バイオリンを演奏してみるというものだ。ピュリツァー賞にも輝いたこの実験の結果は以下の通り。 演奏4分後:女性が帽子に小銭を投入。演奏に耳は傾けぬまま、足早に去る。 演奏6分後:地下鉄が来るまでの数分の間に耳を傾けた男性も、列車が到着したと同時にその場を去る
赤ちゃんに図形を使っていじめの様子を見せたところ、赤ちゃんはいじめられた側に関心を示すとする実験結果を京都大学の研究グループが明らかにしました。グループでは「赤ちゃんが弱い立場の側に同情的な態度を示した結果で、人は本来、善人である可能性を示唆している」としています。 これは、京都大学大学院の鹿子木康弘特定助教らの研究グループが発表したものです。 研究グループは、ある図形が別の図形を攻撃していじめている様子をアニメ-ションで描き、生後10か月の赤ちゃん20人に見せました。このあと、赤ちゃんにアニメーションと同じ図形を選ばせたところ、80%に当たる16人がいじめられた側の図形を選んだということです。 研究グループでは、弱く苦しい立場の側に同情的な態度を示した結果と解釈できるとしています。グループでは、大人を対象に同じような実験を進めていて、大人では、いじめられた側に同情する割合が少なくなる傾向
他人から褒められると運動技能の成績がよくなるという実験結果を、名古屋工業大学などの研究グループがまとめ、「褒めて伸ばすということばが科学的に証明できた」としています。 実験を行ったのは名古屋工業大学などの研究グループです。 グループでは右利きの男女48人を対象に、左手を使ってキーボードで5桁の数字を30秒間にわたって、できるだけ多く何度も入力する運動技能の実験を行いました。実験は12回行われ、実験の後、48人は「他人から褒められる」と、「他人が褒められるのを見る」、それに「自分の成績を見るだけ」の3つのグループに分けられたということです。 そして、翌日にも同じ実験を行うと、他人から褒められたグループは、入力回数の成績が20%よくなっていた一方、ほかの2つのグループは、いずれも14%程度の伸びにとどまっていたということです。 名古屋工業大学、テニュア・トラック准教授の田中悟志さんは「運動機能
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/21(月) 01:21:36.07 ID:J+2QZhvN0 診断結果はのちほど 3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/21(月) 01:22:14.94 ID:fMX5Hbt+0 9 前もやったけど 5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/21(月) 01:22:27.21 ID:/JuAk2Aj0 2 11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/21(月) 01:23:21.71 ID:P3FF75Pk0 バーミヤンっぽいやつで 14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/21(月) 01:23:42.37 ID:9NIKcGco0 5 15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/21
「クッキーとダイコン」というちょっと意地悪な実験があります。 同じ部屋に、焼かれたばかりのおいしそうなチョコチップクッキーの皿と、千切りにしたダイコンの皿が置いてあります。「味覚の記憶についての研究」に協力を申し出た大学生を二つのグループに分け、半数はクッキーを、残りの半数にはダイコンを食べるよう指示します。 クッキーはすごくいい匂いがしているのに、貧乏くじをひいた学生は、それを横目で見ながら不味いダイコンをかじらなければなりません。研究者はわざと部屋から出ていき、その気になればつまみ食いもできるのですが、「研究のため」といわれているのでガマンせざるを得ないのです。 次にこの大学生たちに、一筆書きで複雑な図形を描くというパズルをしてもらいます。このパズルはどうやっても解けないのですが、学生たちはそんなことは知らないので、あれこれ試行錯誤しながら必死に取り組みます。 じつはこの実験は、クッキ
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