30日午後6時20分ごろ、名古屋市昭和区御器所通3の地下鉄鶴舞線御器所駅で、中学1年の男子生徒(13)が転落、直後に赤池発上小田井行き列車(6両編成)が到着した。男性運転士(37)が急ブレーキをかけ、落下地点から約30メートル通過して止まった。生徒はホーム下の待避できる場所に逃げ、無事だった。乗客約500人にもけがはなかった。 市交通局によると、生徒は「スマートフォンを操作していて前を見ていなかった。気がついたら、床がなかった」と話しているという。事故の影響で列車は7分遅れで運転を再開した。 交通局は「歩きスマホは非常に危険なのでやめてほしい」と注意を呼び掛けている。【加藤沙波】