この画像を大きなサイズで見る 特定個人の過去の情報を充分に知っていれば、起きてもいない犯罪を自分が犯したと簡単に信じ込ませることできるらしい。こう主張するのは、英ベッドフォードシャー大学とカナダ、ブリティッシュコロンビア大学の研究者だ。 人の記憶ほどあてにならないとは良く言うが、いとも簡単に冤罪を作り出してしまうことができるという。 この研究では、前準備として大学生60名の保護者にその学生が11~14歳のときに経験した出来事を聞き取り調査した。その後、学生本人に40分間の”和やかな”面接を行ない、記憶の書き換えをした。 その結果、70%を超える被験者が、「暴行や窃盗を11歳~14歳の時期に犯したことがあり、警察の取り調べを受けたことがある」という架空の記憶を「克明に思い出した」と答えたそうだ。 本研究は『サイコロジカル・サイエンス(Psychological Science)』に掲載された