岡山県倉敷市の港で7月、有毒の外来アリ「コカミアリ」が見つかった。県が約30匹駆除したものの、繁殖力が高いため、いったん定着すると生態系などに大きな影響を及ぼす。1匹も逃がさず捕まえるために、欠かせ…
イソギンチャクの一種ホワイトプラムドアネモネがアリを食べていたことが判明した。「全く予想していませんでした」と研究者は語る。(PHOTOGRAPH BY GINA KELLY / ALAMY STOCK PHOTO) 米国北西部の太平洋沿岸の海に潜ると、高い確率で幽霊のように白いイソギンチャクの森に遭遇する。ヒダベリイソギンチャクの仲間、ホワイトプラムドアネモネ(学名 Metridium farcimen)だ。 ホワイトプラムドアネモネは、高さが90センチにもなる世界最大級のイソギンチャクだが、何を食べているのかなど、生態についてはこれまでほとんど知られていなかった。 食べ物の特定が難しい理由は、ホワイトプラムドアネモネの触手が他のイソギンチャクと大きく異なっているためだ。イソギンチャクと言えば普通は、太くて長い触手を伸ばして獲物を捕らえ、毒を注入して動けなくする。だが、ホワイトプラムドア
強い毒を持つ外来種のアリ「ヒアリ」が国内で相次いで見つかっている問題で、環境省は5日、兵庫県尼崎市で5月下旬に国内初確認されたコンテナ内のヒアリは500匹以上だったと発表した。羽のある女王アリも含まれていたという。 発表によると、コンテナ内で死滅させたヒアリの集団を分析した結果、少なくとも女王アリが2匹、オスが5匹いたとみている。働きアリ(メス)は500匹以上だったという。 発見当時から、幼虫やさなぎが混じっており、環境省は「繁殖できる個体がいることは想定されていた。今回の確認で、国内定着のリスクが高まったわけではない」と説明している。 また同日、2件目が見つかった神戸市の神戸港(ポートアイランド)のコンテナヤードに設置したわなで、6月28日に新たに捕まえた1匹をヒアリと確認した。(戸田政考)
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