現代でも革靴の最高峰とも謳われるJohn Lobb(ジョンロブ)ですが、旧作モデルを今改めて見直してみると、その進化の過程を見つけることができます。 今回はミューゼオ・スクエア編集長が愛用するジョンロブのオールドモデルのシューズから、編集長が感じるジョンロブの魅力について語ります。服飾ジャーナリスト・飯野高広さんのより詳しい解説付き! 美しい革靴の代名詞とも言われる、シューメーカーブランド・ジョンロブの靴。 流線型のラインで構成された形、コシとしなやかさのある革素材。どこまでも美しく洗練された印象の強いジョンロブだが、合わせて実用面を優先した革や製法を取り入れた靴づくりをしていた。 まずは、ジョンロブがどんな靴メーカーだったのかを整理しておきたい。 1829年、ジョン・ロブ氏はイングランド南西部コーンウォールに生まれる。ロンドンで修行したのち、オーストラリアへ。ゴールドラッシュで盛り上がる