16日午後4時35分ごろ、横浜市緑区長津田町の東京工業大学すずかけ台キャンパスG1棟(大学院総合理工学研究科校舎、10階建て)6階の実験室内で爆発が起き、男子大学院生3人が顔のやけどなどで重軽傷を負った。命に別条はないという。緑署が爆発の原因を調べている。 同署によると、重傷は同大大学院2年の男子大学院生(23)。軽傷はいずれも大学院1年で、22歳と23歳の男子大学院生2人。当時室内には学生6人がいた。指導の男性准教授は近くの別室にいたという。 同署や指導する男性准教授の説明によると、学生は実験で使用して残った金属ナトリウムを廃棄処理するための作業をしていた。ヘキサン溶液の入った1リットルのガラス製ビーカーに金属ナトリウムを入れ、メタノールを注入しながら安定化させる作業中に爆発したという。爆発の影響でごみ箱が燃え、窓ガラスも割れた。 金属ナトリウムは可燃性が高いため、溶液入りのビーカ