執筆者 宗谷 敏 油糧種子輸入関係の仕事柄、遺伝子組み換え作物・食品の国際動向について情報収集・分析を行っている GMOワールドⅡ 宗谷 敏 2013年5月14日 火曜日 キーワード:バイテク メディア 環境 インドのBtワタ導入により農民自殺が増加したという説については、2013年2月に(上) 、(下) 2回にわたり賛・否両論を紹介した。この時には、今のところ正しい結論は得られていないので、この問題の解明について進展があれば、改めて報告すると約束した。 2013年5月2日刊のNature誌Vol. 497は、「植物バイオテクノロジー~傷つけられた有望な見込み」という特集を掲載しており、GM(遺伝子組み換え)作物が誇大宣伝と憎悪を生み出しているとして、様々な角度からの検証が試みられている。 「ケース・スタディ:GM作物の綿密な検証」と題されたそれらのうちの1本がBtワタと農民自殺を扱ってい