2月20日、韓国南東部・大邱市内で、礼拝をおこなうイスラム教徒の留学生ら。モスク建設をめぐる近隣住民との対立が長期化している(時吉達也撮影) 午後4時45分、韓国南東部・大邱(テグ)市の名門国立大学、慶北(キョンブク)大から徒歩数分の住宅街。長いひげをたくわえたイスラム教徒の留学生男性ら10人以上が定時の礼拝のために一軒の建物に集結するのを、隣人女性(62)が苦々しい面持ちで眺めていた。「住民を敵視する彼らと、毎日顔を合わせるのが苦痛だ」 2021年、留学生らが計画したモスク(イスラム教礼拝所)の建設計画に近隣住民が反発し、対立が表面化した。住民側はイスラム教で食べることが禁止されている豚の頭を建設予定地の入り口に置いて焼き肉パーティーを開催。保守系キリスト教勢力も外部から合流し、反対運動はエスカレートしていった。 「豚肉集会」にも加わった隣人女性は工事妨害などで刑事告訴され、他の反対住民
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