3月20日、プーチン首相辞任など求める反政府デモがロシア全土で実施された。写真はモスクワ中心部でデモ参加者を拘束する警官ら(2010年 ロイター/Vladimir Davydov) [モスクワ 20日 ロイター] 経済危機の影響で国民の不満が高まるロシアで20日、プーチン首相の辞任や公共料金の値下げなどを求める反政府デモが行われた。デモはロシア全土約50カ所で実施され、首都モスクワでは多数が拘束された。 野党勢力はこの日を「怒りの日」と名付け、各地でのデモを呼び掛け。極東のウラジオストクでは約1500人が集まったほか、サンクトペテルブルクでは約1000人が参加した。 モスクワのプーシキン広場では、約200人が許可なくデモを実施しようとしたところ、数百人の警官隊が阻止。警察によると、70人が拘束されたという。 ロシアでは1月にも、西部カリーニングラードで1万人規模のデモが行われている。