米IBMは10月3日(米国時間)、電力効率を重視した低消費電力版プロセッサ「PowerPC 750CL」「同970GX」と新型のASICコアを発表した。いずれも90nmプロセス技術で製造される。 「高速化のみではマイクロプロセッサのイノベーションは実現できなくなっている。IBMは、エンタープライズおよびコンシューマー向けの幅広いアプリケーションに対応できる高性能で電力効率に優れたプロセッサの開発に努めている」とIBMのPwer ArchitectureソリューションのディレクターであるRon Martino氏。 PowerPC 750CLは、ネットワーキング、ストレージ、イメージング、家電など、組み込みアプリケーション向けシングルコアの32-bitプロセッサだ。256KBのL2キャッシュを搭載。前モデルの半分程度の消費電力で、400MHz〜1GHzのスピードを実現している。 PowerPC