米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は2日、国家安全保障局(NSA)の情報収集活動をめぐり、NSAの主な海外活動拠点に英国、オーストラリア、韓国、日本が含まれていると報じた。 活動拠点としては米軍基地や在外公館などを例示したが、4カ国での活動内容は記されていない。監視対象として日本に触れたが、具体的な内容は言及されていない。 オバマ政権は盗聴などの目的を「テロ対策」と釈明している。しかし、記事はNSAが「敵と同時に友も日常的にスパイしている」とし、「フランスやドイツのような同盟国への外交的優位」「日本やブラジルへの経済的優位」の達成も目的だと結論付けた。 記事は中央情報局(CIA)元職員、スノーデン容疑者から入手した機密文書に基づいているという。(共同)