「強い感情は忘れません。記憶を失っても、そのとき感じた強い気持ちは残るんです」 「記憶がなくても、心が憶えてるってことですか?」 私たちの今日を明日に繋げている「記憶」に焦点を当てたドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(カンテレ・フジテレビ系)。 主人公のミヤビ(杉咲花)は将来を嘱望される若手脳外科医だったが、不慮の事故で過去2年間の記憶を失ったばかりか、その日の記憶も翌日でリセットされてしまう記憶障害に。それでも、看護助手として「私には今日しかない」と一日一日を懸命に生きていた。そんな中、アメリカの病院から赴任してきた変わり者の脳外科医・三瓶(若葉竜也)との出会いをきっかけにミヤビは再び脳外科医としての道を歩み始める。 本作には、医師として致命的な障害を負ったミヤビをはじめ、脳梗塞から失語症になった女優、右脳の損傷により左側の感覚を失ったサッカー選手、脳の腫瘍が原因で嗅覚が落ちた料理