最近はIoT(アイオーティー、Internet of Things)という言葉をよく目にするようになりました。直訳すると「物(モノ)のインターネット」となりますが、ちょっとピンと来ないですよね。要は身の回りの「モノ」がインターネットに接続し始めた、昨今の情勢を表した言葉です。その本質は「モノを介したインターネットサービス」です。そのために使うインターネットに接続するモノのことをIoTデバイスなどと呼びます。具体的には、通信機能とデータ処理用のCPUを備えたデジタル機器を指します。 IoTデバイスは増大の一途をたどっています。東京オリンピックが開催される2020年には、500億を超えるIoTデバイスがインターネットに接続されると予測されています(図1-1)。つまりその頃には、身の回りにある多くのモノがネットワークにつながっている状態になるわけです。 インターネットにつながる機器の数は、飛躍的
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