人型ロボット「KIROBO」が8月4日、国際宇宙ステーション(ISS)に向けて打ち上げられることが決まった。KIROBOは音声認識によって会話機能などを備え、宇宙飛行士の若田光一さんの“相棒”として、世界初となる宇宙での会話実験に挑む。6月26日に都内で開かれた完成発表会で、KIROBOは「これは小さな一歩ですが、ロボットにとっては大きな一歩です」と自らあいさつ。プロジェクトメンバーは「ロボットと共生する夢の未来を宇宙という舞台から世界に発信したい」と意気込んでいる。 電通と東京大学先端科学技術研究センター、ロボ・ガレージ、トヨタ自動車が宇宙航空研究開発機構(JAXA)の協力で進めてきた「KIBO ROBOT PROJECT」が開発。宇宙に打ち上げられる「KIROBO」と、バックアップ用の地上用ロボット「MIRATA」の2体で、それぞれ身長34センチ、重さ約1キロ。デザインなどは数々のロボ